平成17年度モデル地域計画
栗谷地域活性化を図る会(宮川村)
地域の概要
栗谷地区は、V字渓谷の急峻な地形を有する宮川村の中にあって、比較的穏やかな地形で、谷が幾筋も走り、集落が点在し、古き良き日本の農村風景を有しています。また、宮川村の関西からの玄関口で、特に熊野古道の世界遺産登録により、交通量が増加傾向にあります。
平成12年度に有志の会で発足し、地域住民の元気誘発、また、都市交流を進めるため、野菜の無人販売所や三条山登山イベントを実施してきました。平成16年5月には、地域の文化に触れる拠点施設「夢楽 憩いの館」をオープン。この施設は、再度の地域コミュニティの構築と都市交流を進めるため、地域住民と都市住民が主になって建設にあたった施設で、蕎麦打ち体験、こんにゃくづくり体験など郷土の文化体験メニューを実施し、好評を得ています。
目指そうとする地域の姿
栗谷地区に今ある資源(モノ・人・自然)を地域住民は発掘、再認識する上で、それらを磨き、資源を基に都市との交流事業を積極的に推進する。その過程は、地域住民と都市住民が活動の場を共有し、同じ目線で地域づくりに努めていく。第二のふるさとを求める声が多い中で、地域住民と都市住民が協力し、お互いの「ふるさと」とすることにより、定住化促進等につながり、地域の保全に繋がっていくことを望む。
■目標項目 | ■具体的な対応策 |
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憩いの空間整備 | 拠点施設『夢楽』の裏山にツリーハウスを都市住民との協同で建設する。 |
栗谷地区の紹介 | 栗谷の今ある資源を図面化し、栗谷へ訪れ易い環境を作る。 |
研修会の実施 | 地域ぐるみで取り組んでいる先進的事例を視察する。(1回) |
イベントの実施 | 一番身近である、食に関するイベントを実施する。地域住民が普段食べる食を持ち寄り、発表しあい、郷土食と位置づけ、今後活用できる素材としていく。 |