NPO法人ふるさと企画舎 事例発表 概要
「ふるさとへの想い」
NPO法人ふるさと企画舎理事長 田上 至 氏
キャンプinn海山 マネージャー 森本 真理 氏
・ H5年自然を愛する海山メダカの会を発足。メダカなどが住める水辺環境の保全、子ども達を対象とした生き物とふれあうことによる環境学習に取り組む。
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海山で遊食「遊びの達人」の活動。H10年キャンプinn海山ができた。そこでのソフト支援開発。「遊びの達人」というインストラクター制度。H11年東紀州体験フェスタが開催され、大変注目を浴びた。
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注目を浴びた理由は、プロではなく地域の良いところを知る地域の人間であること、地域を何とかしたいという気持ちがイベント参加者に伝わったことではないかと考えている。
・ たくさんの人を呼ぶのではなく、10~20人の少数のお客さんと家族のように接しようとし、小さいイベントをたくさん実施した。
・ その結果海山ファンができ、今でもつながりをもっている。
・ また、一緒に現場で汗を流して協力してくれたすばらしい行政マンがいた。
・ メダカの会、遊びの達人で、ボランティアを行っていたが、ある程度の規模の取組を行いたいと思うようになった。そのためにビジネスにする必要があると考え、H18年のNPO法人設立につながった。H19年キャンプinn海山の指定管理者になった。
・ 目標は「地域住民にとっては誇れるふるさとづくり、来訪者にとっては、第二のふるさとづくり。」
主な事業
・地域と熊野古道を結ぶ参加型体験事業
・地域の達人による地域及び周辺地域の住民、また観光客に対して行う地域の魅力PRおよび参加型体験事業
・地域経済を促す宿泊型施設支援事業
・地域の豊かな自然を守り循環型社会の構築を図るための環境保全活動事業
キャンプinn海山の取組
・年間16,000人の来客。ほぼ100%が宿泊する。
・地域の魅力発信、お客と地域のつなぎ役。
・地域資源を活かした体験等の企画、実施。
今後の展望
・銚子川の舟渡し
お客が少なくなる秋~春のイベントにしたい。馬越峠が人気だが、峠を歩くだけで町に訪れる客が少ない。銚子川の舟渡しがあれば客を呼び込めるのではないかと考えている。
・権兵衛小屋
種まき権兵衛と世界遺産の熊野古道とつなげる。権兵衛小屋で昔暮らし体験をしたい。囲炉裏を囲んで昔話をするなど。
・ 地域の若い人がこの町に夢をもてるようなまちづくりをしていきたい。行政にもお願いしたい。人の出会いを大切にスタッフともどもがんばっていきたい。