三重県が航空宇宙産業を自動車産業、電機・電子産業、石油化学産業に続く新たな産業の柱のひとつとして振興を図るため、中長期的に取り組むべき方向に関する産学官の具体的な行動を提示した「みえ航空宇宙産業振興ビジョン」を策定しました。
<ビジョンの要旨>
・三重県は、中部地域における航空宇宙産業の課題であるグローバル人材の不足、効率的なサプライチェーン構築の遅れ、品質保証体制整備の遅れ、装備品・MRO等の分野の集積が低いことについて、三重県の強みである自動車産業等で培われた高い技術や海外の航空宇宙産業の中心地とのネットワークを生かして、課題解決に取り組みます。
・ビジョンのめざすべき姿を、三重県が海外との「ゲートウェイ」となって、世界に通用する多くの航空宇宙産業人材が育つとともに、幅広い企業の参入を促し、三重県の航空宇宙産業のすそ野が拡大することとしました。
・ビジョンの目標値は、県内で新たに航空宇宙産業へ参入・事業拡大をする企業数(延べ)が平成31年度までの5年間で30社、平成36年度までの10年間で70社をめざします。
・今後、ビジョンの実現に向けて、産学官で国内外の専門機関と連携した人材育成、認証取得推進や受注獲得推進による参入促進、研究開発の推進や企業誘致による事業環境整備に取り組みます。
関連資料
みえ航空宇宙産業振興ビジョン 概要 (PDF形式 : 342KB)