多気中学校の３年生が桜の苗木を植えました
立岡山を桜の森へ

桜の苗木を植えました

三重県多気町の多気中学校3年生の生徒１２名が「総合的な学習」時間を利用して、桜の苗木植栽を体験しました。

 
多気中学校3年生の生徒は、探究テーマ「私たちは地域のために何ができるか」の学習課題を掲げ活動しており、桜の植栽体験に取り組みました。
 
長らく放置され、雑木と竹林状態であった、多気町相可の立岡山（たちこやま）において、多気町は２０２０年に竹林を整理して、山全体に桜苗木を約百本植林しました。
この山は、周囲から良く見える町のシンボル的な存在であることから、町民が和み・楽しめる空間を提供することを目的として整備をすすめています。
今回、総合的な学習の中で、国道から見える東側の散策歩道周辺に十本の桜苗木を生徒たちが植栽し、美しい郷土づくりに協力することを経験しました。
中学生は、植栽道具や苗木・腐葉土・化成肥料を分担して運び、松阪農林事務所の林業普及指導員から桜苗木の植栽方法を学んだ後、桜の苗木を１本１本丁寧に植栽しました。
根の生長を促すため、植栽穴は深く掘らなければいけないこと、植栽後は苗木を安定させるために支柱を添えることなどを学びました。
また、地域住民が散策できるように、歩道階段の整備にも取り組みました。
「じょれん」や「掛矢（かけや）」と言われる木製ハンマーを初めて使う子もおり良い経験になりました。
生徒達が植えた桜が満開になるように、多気町をはじめとして守り育てていきたいと思います。