令和3年1月21日(木)、三重県立昴学園高等学校の3年生14名が、大台町薗地内にて、きのこの菌打ち作業を体験しました。
この企画は、大台町が「みえ森と緑の県民税」市町交付金を活用し、大台町内での新たな林産物開発を目的とした森林利用林産物開発支援事業の一環で、大台町と昴学園高等学校が連携して森林利用を学ぶ場を生徒達に提供する取り組みとなっています。
最初に、三重県林業研究所の研究員からキノコが出来る仕組み、栽培方法などの講義を受けたのち、同研究員及び宮川森林組合の職員から、菌打ちの作業方法等について説明を受けました。
今回、原木には、クヌギ、クリ、サクラ、アカメガシワの4種を用い、シイタケ、ナメコ、ヒラタケ、アラゲキクラゲの4種のきのこの駒菌を使用しています。
生徒の皆さんは、普段から実習での作業や工具使用の機会が多いこともあり、電動ドリルに臆せず次々に原木に穴をあけ、菌打ちや、ナメコ原木の土伏せ作業もてきぱきとこなしていきました。終始熱心にかつ楽しみながら作業に取り組み、生徒の皆さんにとって貴重な体験となったようです。
キノコの発生まで約2年程度の期間を要するため、今回作業した3年生は在学中にキノコの発生を見ることが出来ませんが、卒業後には是非現地に足を運んでいただき、キノコの味と思い出をかみしめてもらえればと思います。
■キノコ栽培について説明を聞く生徒の皆さん
■ドリルでの穿孔作業の様子
■菌打ち作業の様子
■今回参加した昴学園高等学校 環境技術系列3年生の皆さん