三重県では、台風などで倒木が、電線(対象となるライフライン)にかかることにより、停電が発生し、ライフラインが寸断されることを未然に防止するため、県、市町、中部電力パワーグリッド株式会社が連携し、みえ森と緑の県民税を活用して、倒木の恐れのある樹木の事前伐採を進めています。
大台町では4月に県内初となる取り組みを開始し、松阪市でも7月から取り組みを始めました。令和3年度には新たに多気町でも実施される予定です。
災害からライフラインを守る事前伐採事業により、倒木の発生を抑え、ライフラインの寸断を防止し、災害等の緊急時における住民の皆様の安全・安心な暮らしを守ることにつなげています。
~取組概要~
名 称:災害からライフラインを守る事前伐採事業
事業内容:台風などの倒木被害によりライフラインを寸断するおそれのある危険木の事前伐採に、
ライフライン事業者と連携して取り組む市町に対して県が支援します
事業主体:市町(三者協定を締結した市町において実施)
負担割合:ライフライン事業者1/2、市町1/4、県1/4(財源には、みえ森と緑の県民税を充当)
事業期間:令和2年度から当面4か年とし、その後事業の成果等を勘案して継続の要否を検討する
※本事業でのライフラインとは、孤立化するおそれのある集落への配電線や防災拠点・避難所や医療施設等への配電線のことを言います。
松阪市飯高町
➤令和2年度実施計画:0.2ha、400本(松阪市飯高町)
飯高町月出(実施前)
飯高町月出(実施後)
大台町
➤令和2年度実施計画: 0.62ha、625本(大台町岩井地内)
0.22ha、464本(大台町滝谷地内)
大台町岩井(実施前)
大台町岩井(実施後)