令和2年8月19日(水)~21日(金)の3日間、三重県立飯南高等学校2年生の生徒6名が林業職場体験研修に参加しました。
この取り組みは、県が実施する高校生林業職場体験研修事業として行っている研修で、高校生を対象に伐採や林業機械の操作などの林業職場体験学習を実施することで、林業を自分の職業選択肢の一つとして考えていただき、林業就業者の確保につなげて行くことを目的として実施しているものです。
研修では、松阪飯南森林組合の職員が指導にあたり、1日目に林業機械操作、2日目はチェンソー操作、3日目はドローンの操縦、コンパス測量などを体験しました。
林業機械操作体験では、スイングヤーダの操作体験を行い、複雑なレバー操作に苦戦しながらも、森林組合職員のアドバイスを受けて、丸太の集材作業を体験しました。
チェンソー操作体験では、午前中に操作についての講義を受けたのち、同森林組合の土場内で丸太を使った造材作業体験をしました。
午後からは、飯南高校内の実習林へ移動し組合職員から伐倒の実演と伐採方法や安全作業について説明を受けたあと、スギの伐採作業を実際に体験しました。伐採の際は、真剣な表情で取り組み、伐倒後には安堵した表情が印象的でした。体験研修を通して、もっとチェンソー操作や林業機械操作を体験してみたい、森林組合で働いてみたいといった意見も聞かれ、生徒の皆さんにとって林業への関心の高まりに繋がったようです。
今回の研修をきっかけに、近い将来、新たな林業の担い手として活躍されることを期待したいと思います。
■高性能林業機械(スイングヤーダ)の操作を体験
■玉切り方法について指導を受ける生徒の皆さん
■チェンソー操作体験状況
■現場にて伐倒方向の確認指導を受ける
■チェンソーを操作し受け口を作成中
■ドローンによる操縦及び空撮体験