平成28年9月9日(金)、松阪市の大河内小学校の6年生12名が、松阪市矢津町にある学校林で演習を行いました。
この演習は、毎年同小学校が実施しているもので、当日は樹齢60年ほどのスギやヒノキの森林の中で松阪林業研究会の指導による林業体験や指導者によるネイチャーゲームを行いました。
生徒たちは、山道を30分ほど歩いて学校林に到着すると、松阪林業研究会の松田会長から学校林について演習での注意点などの説明の後、早速メンバーがチェーンソーで間伐体験を開始。立木に切り込みを入れ、その木にかけたロープを生徒全員が引っ張って木を倒しました。
次に、倒した木の枝を切ったり、皮をむく作業を体験しました。
この時期は皮と幹の間に水分が多いので皮がむけやすく、生徒たちは皮がきれいにむける感触や、むいた後の木の肌の美しさ、つるつるした感触を大いに楽しんでいました。むき取られた皮は、学校に持ち帰って卒業記念の草木染めの材料として使用するとのことでした。
見晴らしの良い山の中腹でお弁当を食べた後は、ネイチャーゲームリーダーの奥川さんの指導で、聴診器を使って樹木の音を聴いたり、二人一組がカメラ役とカメラマン役になり森林の中で気になったものを撮影(=記憶)して現像(=スケッチ)するゲームなどを行いました。
大河内小学校では、今年の冬には4年生を対象に原木しいたけの菌打ち体験を計画しています。
学校林に向けて山道を登ります。
学校林到着! 松阪林業研究会の会長から演習の注意点などの説明を受けました。
皆で力を合わせてロープを引っ張り、木を倒しました。
倒した木の皮をむきました。
手触りを楽しむ子どもたち。
午後はネイチャーゲームです。聴診器を木にあてて、どんな音が聞こえたでしょう?
二人一組になって、カメラマン役がカメラ役のシャッターを切ります。
スケッチした絵をみんなの前で発表しました。