この研修会は、県の自伐型林業活動促進事業により松阪飯南森林組合に委託及び三重県林業研究所の「移動林業研究所」との併催で実施したもので、実施当日は松阪市内の自伐林家の方など23名の参加がありました。
午前中は組合共販所(原木市場)の施設を見学するとともに、森林組合の職員から原木を出荷する際の造材の注意点や、工夫などについての講習を行いました。
午後からはエンジン式及び電動式の2種類の簡易ウインチを用いての集材研修を行いました。
エンジン式のウインチでは三重県林業研究所の職員が講師となり、地引きの方法と軽トラックの荷台に載せる方法について、それぞれ本体の設置方法や滑車の設置等について講習を行いました。
電動式のウインチについてはメーカー(ワイデックヨシカワ)が講師となり、自社開発したウインチの説明と実機を使った地引きのデモンストレーションが行われました。
研修会終了後、参加した方にアンケートを取ったところ、「今回の研修に参加して、今後ますます林業活動に取り組もうという気になったか」との問に対し、「とてもやる気になった」「ある程度やる気になった」という回答が71%を占め、研修に一定の効果があったと思われます。
また、「今後もこのような研修に参加したいと思いますか」との問に対し、「参加したい」との回答が90%を超える結果となりました。
今後もこのような研修会を定期的に開催したいと考えています。
共販所での現地研修の様子
エンジン式小型ウインチによる集材研修の様子
電動式ウインチによるデモンストレーション