この研修は「多気町木質バイオマス地域集材制度」にエントリーした方を対象に、チェーンソーのメンテナンス方法やチェーンソーでの安全な伐倒方法について宮川森林組合の職員を講師招いて実施し、2日間で約50名の受講者がありました。
研修の冒頭には多気町久保町長もあいさつにみえ、多くの方が研修に参加していただいたことへの感謝の言葉と、山の再生やバイオマス燃料としての有効活用や竹を伐採することで里山が整備され、そのことが獣害対策にも繋がることを期待しているとの激励の言葉をいただきました。
研修では4~5名が1班になり、それぞれ宮川森林組合の職員からチェーンソーのメンテナンス方法やチェーンの目立てのコツなどの講義を受けた後、実際にヒノキ林に入って伐倒の実習を行いました。
受講者の中には初めてチェーンソーを使う人もいれば日頃からチェーンソーを使っている人もいるなど様々な方がみえました。
ただ、日頃からチェーンソーを使っている方でも、メンテナンス方法や伐倒での注意点など初めて知ったことも多かったようで、とても参考になったようでした。
「多気町木質バイオマス地域集材制度」は今年の秋からスタート予定で、多気町内から出材された木材や竹を平成28年度から町内で稼働予定の木質バイオマス発電所の燃料として町の補助金を上乗せして買い取りされることになっています。
この取組に参加するためには町への登録が必要で、8月7日現在、個人58名、団体23団体が登録しています。