この演習は、毎年同小学校が実施しているもので、樹齢60年ほどのスギやヒノキの森林の中で林業体験やネイチャーゲームを行いました。
生徒たちは、山道を20分ほど歩いて学校林に到着すると、早速、松阪林業研究会のメンバーから間伐の必要性についての説明を受けました。
説明の後、林業研究会のメンバーがチェーンソーで立木に切り込みを入れ、その木にかけたロープを生徒全員が引っ張って間伐を行いました。
木が倒れる瞬間、生徒たちからは大きな喚声が上がりました。
次に、倒した木の皮をむく作業を体験しました。
この時期は皮と幹の間に水分が多いのでむき易易く、生徒たちは皮がきれいにむける感触や、むいた後の木の肌の美しさ、つるつるした感触に興味津々といった様子でした。
むき取られた皮は、学校に持ち帰って卒業記念の草木染めの材料として使用するとのことでした。
見晴らしの良い山の中腹でお弁当を食べた後は、ネイチャーゲームリーダーの奥川さんの指導で、聴診器を使って樹木の音を聴いたり、森林の中で気になった草木や風景を額縁に納めてタイトルを付け、みんなで鑑賞する「森の美術館」というゲームなどを行いました。
大河内小学校では、今年の冬には原木しいたけの菌打ち体験を計画しています。