ダムの役割(目的)
宮川ダムは洪水調節・不特定かんがい用水の供給・発電をおこなう多目的ダムです。このページでは、ダムが担っている役割をお伝えします。なお、詳しい説明がパンフレット(抜粋)に載っていますので興味のある方は下をクリックしてください。
パンフレット(宮川ダムの目的)(1.9MB)
治水 洪水調節
計画高水流量2,500m3/sの内1,000m3/sを調節(ダムに貯留)して、大台町から伊勢市までの下流域での水害軽減に効果を発揮しています。
1,000m3/sの調節とは、1秒間にドラム缶5,000本もの水を下流へ流さないようにダムに貯めるということです。
宮川ダムでは
ダムが壊れるから、それを回避するためにダムに貯まっている水を放流するという事はありません!
また洪水調節に入ると、ダムに流れ込んできた水量を上回ってダムから放流する事はありません。
利水 不特定かんがい用水の供給(農業用水)
安定した不特定かんがい用水の供給をおこなっています。
伊勢市他4町4,700ヘクタールの耕地に不特定かんがい用水をダムから供給しています。かんがい期間中は、750万m3を上限として供給し、最大4.62m3/sの水を放流することが可能です。
利水 発電
3つの発電所に水を供給します。
宮川ダムに貯留された水は水力発電所に供給され、宮川第一発電所、第二発電所で最大54,200キロワットの電力を生み出しています。また、宮川ダムでは常時0.5m3/s(河川維持)の放流を行っており、この水は宮川ダム維持放流発電設備(ダム直下)により有効利用され、最大220キロワットの電力を生み出しています。