管内概要
当建設事務所の所管区域は、三重県の中部に位置し、古くから参宮街道を中心とした数多くの街道が通じ、交通の要衝として歴史ある文化をはぐくんできた地域です。現在も、名古屋・大阪へはJR・近鉄・高速道路等により1時間~1時間半程度で結ばれ、中部圏・近畿圏の結節点として恵まれた地理的条件を有しております。これらに加えて、比較的安価な工場用地が得られることから、着実に工場立地が進んでいます。 |
当地域をとりまく広域交通基盤整備としては、伊勢自動車道、紀勢自動車道、一般国道42号松阪多気バイパス及び松阪港の中部国際空港への海上アクセスがあり、今後、広域的な交流・連携がますます活発化し、県内でも将来の発展に向けた大きなポテンシャルを持った地域として期待されています。
当地域は、松阪市を中心都市として、多気町、明和町、大台町で構成されており、雲出川、櫛田川及び宮川の一級河川の流域からなっており、伊勢湾に面した平野部と雲出川、櫛田川、宮川に沿った山間部に分けられます。
平野部は、都市機能が集積する松阪市の市街地と良質な米等を産する田園地帯からなっており、当地域の中心都市として均衡ある発展をしており、松阪城跡、松阪商人を生んだ町並み、斎宮跡など歴史的遺産も数多くあります。
中山間部は、広大な林野面積を活かした木材生産、全国的に有名な『松阪肉』の肉牛の肥育、お茶や椎茸等の生産を中心とした農林業地域として発展しています。
当建設事務所では、こうした地域特性に配慮しつつ、均衡ある地域の発展を推進し、活力ある地域づくり、潤いのある快適な生活空間を形成するため、道路、河川、砂防、港湾等の公共施設の整備を進めています。