1 発表事項
平成14年度のダイオキシン類大気環境調査ついては、県内の25地点において4季調査を実施しているところです。このたび春季調査の結果がまとまりましたので、その概要を公表します。
2 調査結果(表-1、図-1)
(1)常時監視地点の結果
調査地点:県内13市に各1地点設定
調査結果:大気中のダイオキシン類濃度は、0.012~0.071pg-TEQ/m3の範囲であり、すべての地点で環境基準(年間平均値0.6pg-TEQ/m3以下)を下回りました。
(2)補完地点の結果
調査地点:県内12地点(県内の町村に各1地点設定し、平成12年度から5年間ですべての町村において調査を行う。)
調査結果:大気中のダイオキシン類濃度は、0.013~0.047pg-TEQ/m3の範囲であり、すべての地点で環境基準(年間平均値0.6pg-TEQ/m3以下)を下回りました。
3 参考
(1)試料採取方法及び調査方法
「ダイオキシン類に係る大気環境調査マニュアル(平成13年8月)環境省環境管理局総務課ダイオキシン対策室 大気環境課」に準拠する方法。
試料採取は、100リットル/分程度の中流量で7日間の連続採取を行い、総吸引量が1,000m3程度となる方法による。
(2)今後の調査計画
平成14年度ダイオキシン類大気環境調査は、8月(実施済み)、11月、2月に実施します。
なお、大気以外の環境項目を含めた調査計画は下表のとおりです。
平成14年度のダイオキシン類環境調査計画
区分 地点数 頻度 調査時期
大気 常時監視 13 年4回 4季
補完調査 12
水質 河川(一般) 30 年1回 夏季
河川(詳細) 15 年2回 夏季及び冬季
海域(一般) 12 年1回 夏季
海域(詳細) 2 年2回 夏季及び冬季
地下水 23 年1回 夏季~秋季
底質 河川 20 年1回 夏季
海域 7 年1回
土壌 一般 47 年1回 秋季
水生生物 河川 20 年1回 夏季
*1pg(ピコグラム);1兆分の1グラム、TEQ;Toxic Equivalent 毒性等量
関連資料
表-1、図-1 (Excel形式 : 89KB)