伊勢志摩国立公園は伊勢市、鳥羽市、志摩市、南伊勢町の3市1町にまたがる自然公園で、昭和21年11月20日に国立公園に指定されました。その伊勢志摩国立公園の美しい自然や景観、歴史や文化を将来にわたってつなぎ、守っていくためには、地域に住む人々の取り組みが重要です。
三重県と伊勢志摩国立公園協会では、伊勢志摩国立公園の指定日を地域の皆さまとお祝いし、伊勢志摩国立公園に親しみ、将来を考える指定日記念イベント「Happy Birthday!伊勢志摩国立公園」を開催しています。
今年は、伊勢志摩の国立公園指定から78周年を迎え、令和6年11月20日(水)、23日(土・祝)、24日(日)の3日間、鳥羽マリンターミナルにおいて開催されました第7回石原円吉賞表彰式と記念講演、および記念イベントの模様を紹介します。
1 開催日
令和6年11月20日(水) 23日(土・祝) 24日(日)
2 場所
鳥羽マリンターミナル 2F
3 内容
◆令和6年11月20日(水)
(1)記念講演
「伊勢志摩国立公園と海」
講師:鳥羽市立海の博物館 事務局長 石原真伊(いしはらまい)さん
(2)第7回石原円吉賞表彰式
石原円吉賞受賞者
・鳥羽ガイドボランティアの会(会長 清水久行(しみずひさゆき)さん)
・川村光德(かわむらみつのり)さん
イ 授賞者の活動概要
・鳥羽ガイドボランティアの会
平成11年に市民有志で設立された鳥羽ガイドボランティアの会。鳥羽1丁目のガイドセンターを
拠点に、観光協会などと連携し、長年にわたり観光案内や情報発信を行っておられます。
・川村光德さん
多年にわたり教員として指導・育成に尽力し、小・中学校校長や鳥羽市教育長を歴任されました。
退職後は長尾オルガンや賀多神社の能楽の保存・復活に尽力し、現在も地域の歴史文化の継承に
取り組まれています。
なお、今回は環境省が永年にわたり自然歩道の維持・管理などに顕著な功績のあった方々を表彰する
「自然歩道関係功労者表彰授与式」も同時に行われ、同国立公園内の近畿自然歩道の清掃や補修、障
害物除去、事故防止に尽力されている鳥羽市教育委員会学芸員の野村史隆(のむらふみたか)さんが
表彰されました。
左から鳥羽ガイドボランティアの会会長清水さん、川村さん、野村さん
〔参考〕石原円吉賞
伊勢志摩国立公園の保全や活用を継続して行っている個人・団体を表彰する制度で、平成30年度伊勢志摩国立公園協会が創設しました。他薦により募集した候補者から選考する石原円吉賞と、伊勢志摩国立公園協会会長の推薦による候補者から選考する特別賞があります。なお、賞の名前になっている石原円吉とは、伊勢志摩国立公園の指定に尽力し、初代伊勢志摩国立公園協会会長、初代海の博物館館長等を務めた人物です。
◆令和6年11月23日(土・祝)・24日(日)
◎78周年記念イベント:クラフト体験教室
海山の恵みを使ったフォトフレーム作り(指導 伊勢志摩国立公園自然ふれあい推進協議会)