令和6年2月に、上野森林公園で「みえ森と緑の県民税」を活用したイベント「親子で大工体験ワークショップ」が行われました。
今回、上野森林公園の窓口となるビジターコテージ入口のウッドデッキの手すり部分が老朽化していたことから、この手すりを親子で作り上げるイベントとなります。
当日は少し肌寒い中ではありましたが、現役の大工の方からの指導のもとで、皆で力を合わせて手すりの組立と塗装を行いました。
また、組立作業に入る前に、森林の中に立っている木々から木材ができ、それが今回組み立てるウッドデッキの材料になっているという説明を行いました。
作業を行う前には実際に、近くの森林に入って芽がでたばかりの小さな木を探したりもしました。
手すりは、すべての材料がかみ合わないとうまく嵌ってくれません。
参加した子供たちは材料を少し動かしたりしながら、慎重に作業を行っていました。
皆で協力しながら組み立てを行う中、うまく嵌った瞬間は歓声が上がりました。
完成後、ビジターコテージに来られた方からは「最初に目に入るところが新しくなり、コテージ全体が新しく見える」「すごく立派になった」などの声が寄せられました。
皆で協力しないと作り上げられないような大きな木製の構造物を作る経験は普段なかなかできません。
今回そのような経験ができたことで、子供達の達成感につながったかと思います。
併せて、普段なかなか無い大きな木材にも触れ、楽しく組み立てを行った経験が、将来的に木材や森林に興味を持ってくれるきっかけになることを期待しています。