伊勢志摩国立公園協会では、昨年度より同国立公園の保全や活用に継続して取り組んでいる個人・団体を表彰する制度「石原円吉賞(いしはらえんきちしょう)」を実施しています。このたび、第2回目となる「石原円吉賞」の受賞者が決定しましたのでお知らせします。
1 受賞者
石原円吉賞
・志摩市立東海中学校郷土芸能クラブ
・NPO法人伊勢志摩バリアフリーツアーセンター
・阪本博文(さかもとはくぶん)氏
特別賞
・川口祐二(かわぐちゆうじ)氏
2 受賞者の活動概要
石原円吉賞
・志摩市立東海中学校郷土芸能クラブ
志摩市立東海中学校郷土芸能クラブでは、同校の中学生が、志摩市安乗地区に伝わり、国指定重要無形民
俗文化財にも登録されている伝統芸能「安乗(あのり)の人形芝居」を学び、練習しています。毎年開催さ
れる安乗神社秋季例大祭のほか、県内イベントで「安乗の人形芝居」を上演しており、若い世代に地域の
伝統文化を継承するとともに、県内外にその魅力を発信しています。
・NPO法人伊勢志摩バリアフリーツアーセンター
伊勢志摩バリアフリーツアーセンターは、伊勢志摩の観光施設や宿泊施設等のバリアフリー情報をホーム
ページ等で発信したり、施設のバリアフリー化に関する助言や車いすレンタルサービスを行ったりして
いる団体で、伊勢志摩国立公園全体の魅力発信及び利用増進に寄与しています。また、観光案内を通じた
ボラティア育成やエコツーリズムの普及啓発にも取り組んでいます。
・阪本博文(さかもとはくぶん)氏
阪本氏は伊勢志摩鳥羽地域を中心に、伊勢神宮式年遷宮をはじめ海女や漁師の生活など、県内各地の祭り
や風土、くらしの様子を撮影している写真家です。写真を通して祭りや地域の魅力を発信しています。ま
た、祭りが持続困難になり中断されるなか、写真として祭りの記録を残すことで、祭りの文化の継承を
図っています。
特別賞
・川口祐二(かわぐちゆうじ)氏
川口氏は1970年代初めに漁村から合成洗剤をなくすことを提唱し、実践運動を展開、ならびに沿岸漁
場の環境問題について執筆した、環境保護活動家でありエッセイストです。自然環境に係る自然保護活
動、自然保護思想の普及に尽力しました。ほかにも、日本全国の漁村を回り生活習慣や諸文化の聞き取り
調査を行い、漁民や住民に寄り添う姿勢のルポタージュやエッセイを数多く残しています。
3 表彰式
日時:令和元年11月16日(土) 13時~15時
場所:鳥羽市立海の博物館(鳥羽市浦村町大吉1731-68)
内容:石原円吉賞・特別賞受賞者に表彰状と記念品を授与します。また、海の博物館館長平賀大蔵氏による
講演「沿岸漁業を守り続けた石原円吉」、石原円吉賞を受賞した志摩市立東海中学校郷土芸能クラブ
による安乗人形の解説を行います。
4 主催者
一般財団法人伊勢志摩国立公園協会
5 その他
表彰式と併せて、三重県主催で伊勢志摩国立公園指定記念イベント「Happy Birthday!伊勢志摩国立公園」
を開催します。海の博物館の館内ツアーや、貝と真珠のストラップづくりといった体験イベントを行いま
す。
日時:令和元年11月16日(土) 15時~16時40分
場所:鳥羽市立海の博物館(鳥羽市浦村町大吉1731-68)
【問い合わせ先】
一般財団法人伊勢志摩国立公園協会
〒517-0011 鳥羽市鳥羽1丁目2383-22
TEL/FAX:0599-25-2358
E-mail:ise-shima@ise-shima.or.jp
三重県農林水産部みどり共生推進課自然公園班
〒514-8570 津市広明町13番地
TEL:059-224-2627/FAX:059-224-2070
E-Mail:midori@pref.mie.lg.jp