伊勢志摩国立公園は伊勢市、鳥羽市、志摩市、南伊勢町の3市1町にまたがる自然公園で、昭和21年11月20日に国立公園に指定されました。その伊勢志摩国立公園の美しい自然や景観、歴史や文化を将来にわたってつなぎ、守っていくためには、地域に住む人々の取り組みが重要となってきます。三重県と伊勢志摩国立公園協会では、伊勢志摩国立公園の指定日を地域の皆さまとお祝いし、伊勢志摩国立公園に親しみ、将来を考える指定日記念イベント「Happy Birthday!伊勢志摩国立公園」を開催しています。
今年は、伊勢志摩の国立公園指定から76周年を迎え、令和4年11月18日(金)から20日(日)の3日間、鳥羽マリンターミナルにおいて開催されました第5回石原円吉賞表彰式と記念講演、および記念イベントの模様を紹介します。
1 開催日
令和4年11月18日(金)~20日(日)
2 場所
鳥羽マリンターミナル2F
3 内容
◆令和4年11月18日(金):1日目
(1)記念講演
「伊勢志摩国立公園における藻場の現状と漁業生産について」
講師:三重大学大学院 生物資源学科研究科 教授 松田 浩一 氏
(2)第5回石原円吉賞表彰式
ア 授賞者
石原円吉賞
・奥野 拓也 氏
イ 授賞者の活動概要
〇奥野 拓也 氏
奥野拓也氏は、現在77歳、三重県アマチュア映像連盟会長を務めておられ、伊勢志摩国立公園を中
心に活躍する映像作家です。一宇郷(いちうごう)や五ケ所(ごかしょ)から内宮に繋がる古道、三重県
の伊勢平氏(いせへいし)といった地域の歴史文化のほか、南勢地区の地質や構造物、大湊の生物など
自然に関する映像を撮影し、記録として残すとともに、YouTube等で情報発信もされています。
また、大湊古文書のデジタル化と公開に協力するなど、地域の文化、自然を映像やデータ化すること
で後世に伝える活動もなさっています。
〔参考〕石原円吉賞
伊勢志摩国立公園の保全や活用を継続して行っている個人・団体を表彰する制度で、平成30年度伊勢志
摩国立公園協会が創設しました。他薦により募集した候補者から選考する石原円吉賞と、伊勢志摩国立公園
協会会長の推薦による候補者から選考する特別賞があります。なお、賞の名前になっている石原円吉とは、
伊勢志摩国立公園の指定に尽力し、初代伊勢志摩国立公園協会会長、初代海の博物館館長等を務めた人物で
す。
◆令和4年11月19日(土):2日目
◎76周年記念イベント:クラフト体験教室
真珠を作る貝 アコヤガイで手作り体験(指導 伊勢志摩国立公園自然ふれあい推進協議会)
◆令和4年11月20日(日):3日目
◎76周年記念イベント:クラフト体験教室
石のお絵描き(講師 上村ひかる先生)