「大杉谷森林鉄道」は、昭和40年代後半まで多気郡大台町内の国有林からの木材生産に活用されてきました。現在その地域は「吉野熊野国立公園」、「大台ケ原・大峯山・大杉谷ユネスコエコパーク」に指定されており、豊かな自然景観を保全し、生態系を学ぶために活用される重要な地域となっています。
森林鉄道は、県内は元より全国各地において林業・木材産業のため活躍してきましたが、現在は林道や架線作業へと変わり、国有林のもので現存するのは屋久島の安房森林鉄道と京都大学芦生演習林の軌道のみとなっています。
つきましては、下記のとおり三重森林管理署の所蔵するパネルを展示しますので、この機会に大杉谷森林鉄道の歴史について学んでください。