「横浜ゴム悠久の森」と命名された森林は、過去に大紀町がスギやヒノキを植林したものの、シカによる食害を受けて、部分的に荒野のようになってしまっている森です。区域面積が2.6haあり、荒野化した0.5haに、社員ボランティアで育てたタブやシイなどの苗木500本を2カ年に分けて植林することとしています。
今回、この森林整備活動の実施に先立ち、平成22年12月22日に県庁プレゼンテーションルームで、横浜ゴム三重工場の持永工場長、谷口大紀町長、江畑三重県副知事の3者が、森林づくり宣言書への調印を行いました。
調印後、持永工場長は、「地域と官民が一体となって環境に取り組むというのは、かつてなかったのではないかと思います。そういう意味では、企業の森制度は、大変いい仕掛けではないかと思います。『安全と水はタダで手に入らない。』これは40年以上前にユダヤ人の作家が書いた本にある一節ですが、日本では、安全も水もタダで手に入れられると思っている方がほとんどではないかと思います。そうじゃないんだということで、我々が自らの手を汚しながら、活動を進めていきたいと思います。」と今後の森林づくり活動への決意を述べられました。