今回、この森林整備活動の実施に先立ち、平成20年2月2日に三重県総合文化センター特別会議室で損保ジャパン取締役常務執行役員中部本部長と津市長及び三重県知事の三者で森林づくり宣言書の調印式を行いました。
この宣言書では、今回の森林整備を通じ、環境保全・啓発を促進し、地球温暖化防止や水源かん養機能など地域住民の生活に深い関わりを持つ森林の整備を社会全体で支えていくため、三者が協働して森林づくり活動に取り組むことを確認するとともに、損保ジャパンが行うこの取り組みに県及び津市が協力する事を確認しました。
調印式の中で、大川取締役常務執行役員中部本部長は、今回整備を行う森林を「損保ジャパンふれあいの森」と名付けて、地域の住民の皆様と交流・親睦の場や環境を考えていただける機会を作っていきたい、と話されました。
今後、損保ジャパンは、3月15日に職員やその家族等が参加し、コナラやホウノキなどの広葉樹を植樹する予定です。
また、同日の午後から、三重県総合文化センター小ホールにおいて環境公開講座「美(うま)し国・三重の森と海を語る」が開催され、作家のC.W.ニコルさんにより「森から未来を見る」のテーマで基調講演が行われました。
ニコルさんは、この講演の中で、長野県の黒姫で行っている森林再生活動(アファンの森)を映像を交えながら紹介し、日本には森といっしょに育った文化がある。森林は多様な生物の生活の場であり、子供たちの教育の場であるとしたうえで、「美しい森林をみんなで議論し、よみがえらせよう」と呼びかけました。
その後、県内の林業や環境教育などに携わる4人のパネリストにより、パネルディスカッションが行われ、参加者を交えた話し合いが行われました。