県の進める「企業の森」はこれまで13件の契約がありますが、基金を創設したことによる長期的な森林整備は初めてのことです。
会見で、葉田社長は「地球温暖化防止のため、森林づくりによる社会貢献をしたいと考え支援を決めた。曽根の森の整備には多額の経費がかかることは承知しているが、仕事の利益が自然の森づくりに繋がることを思えば、社業の励みにもなる」と述べられ、今後も経常利益の1%以内の支援を続けることを表明しました。
また、寄付を受けた川喜田会長は、「100年に一度の不況の中、本当にありがたく、心から感謝申し上げる。県民参加の森づくりを加速させたい。」今回のマッチングを進めた知事も「大変ありがたい申し出に感謝している。林業の不振から荒廃した森林が増えているが、県民や企業など多様な主体による森林づくりをしっかりと進めていきたい」と述べられました。
今後、曽根の森については、現地の詳細計画が策定され、9月から森林整備が始まります。