三重県上野森林公園(平成10年7月開園)は、県民が自然と親しみ、やすらぎを得る場、自然への理解を深める場として活用することを目的に上野新都市「ゆめぽりす伊賀」の一部として、整備された施設です。
今回、みえ森と緑の県民税を活用して、ビジターコテージ「森のまなびや」とサブコテージ「かたらいの館」の老朽化したウッドデッキの修繕が完了しました。
この新しいウッドデッキの一部は、令和2年9月20日(日)に行われた『親子で大工体験 ~みんなで作ろう!!ウッドデッキ~』のイベントに参加された親子の皆様によって作られています。
イベントの当日は、大工さんに講師をしていただき、プロの技の実演や、ノコギリ・差し金(さしがね)などの道具の使い方やコツを教わりながら、親子で力を合わせて木材の加工を行い、ウッドデッキを完成していただきました。中には初めて大工道具を使う参加者もおられ、切り口が斜めになったり、打ち込んだ釘が途中で曲がってしまうなど、苦労をしてみえましたが何回もチャレンジをするうちに、徐々に上達されていきました。
また、イベント参加者には、前回(令和2年8月23日)、三重県民の森でも行われ、大変好評だった間伐材のヒノキの皮むき体験もしていただき、ヒノキの匂いや手ざわりなどを感じ、木の特質も学んでいただきました。イベントの最後には、家族単位で記念プレートを作成してもらいました。記念プレートは、後日、新しくなったウッドデッキに取り付けますので、また、次回、上野森林公園に遊びにお越しの際には、ぜひご覧ください。
修繕を行ったウッドデッキの一部には、老朽化のため使用を禁止していた箇所があり、森林公園を利用される方にご不便をお掛けしていましたが、新しくウッドデッキが完成したことにより、新たなイベント開催の場所として利用したり、植物や昆虫など自然とふれあうスペースとして活用できるようになりました。
最後に、今回のウッドデッキ作成にご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。また、今回のイベントで体験したことをきっかけに、樹木や木工作に興味を持つ方が増えたり、『将来の夢は大工さん!』と言ってくださるお子さんが増えればうれしいです。
◆老朽化したウッドデッキ
ビジターコテージ「森のまなびや」 サブコテージ 「かたらいの館」
◆新しく完成したウッドデッキ
ビジターコテージ「森のまなびや」 サブコテージ 「かたらいの館」
◆『親子で大工体験 ~みんなで作ろう!!ウッドデッキ~』イベントの様子
〇ウッドデッキ作成の様子
〇ヒノキの皮むき体験の様子
〇イベント参加者の皆さん