三重県民の森は、1980年(昭和55年)に行われた「第31回全国植樹祭」を記念して、県民の皆さんが豊かな緑に囲まれた環境の中で自然に触れ合っていただく場として開設されたものです。
今回、みえ森と緑の県民税を活用して、自然科学館にある老朽化した木製スロープの撤去を行い、新しい木製スロープが完成しました。
この新しい木製スロープの一部は、令和2年8月22日(日)に行われた『親子で大工体験 ~みんなで作ろう!!ウッドスロープ~』のイベントに参加された親子の皆様によって作られています。
イベントの当日は、大工さんに講師をしていただき、ノコギリやトンカチ、差し金(さしがね)などの道具の使い方を教わりながら、親子で力を合わせて木材の加工を行い、スロープの床板を完成していただきました。
また、イベント参加者には、間伐されたヒノキの皮むき体験もしていただき、ヒノキの匂いや手ざわりなどを感じ、木の特質も学んでいただきました。
新しい木製スロープが完成したことにより、三重県民の森に訪れた高齢者や車椅子、ベビーカーなどを使用される方が快適に森林や緑を親しんでいただけるようになりました。また、木製スロープの作成に参加していただいた方には、三重県民の森に愛着をもっていただけたのではないかと思います。
最後に、今回の木製スロープ作成にご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。そして、三重県民の森にまた遊びに来ていただけると、とてもうれしいです。
◆老朽化した木製スロープ
自然科学館 南側スロープ 自然科学館 北側スロープ
◆新しく完成した木製スロープ
自然科学館 南側スロープ 自然科学館 北側スロープ
◆『親子で大工体験 ~みんなで作ろう!!ウッドスロープ~』イベントの様子
〇木製スロープ作成の様子
〇ヒノキの皮むき体験の様子
〇イベント参加者の皆さん