令和元年9月19日、有限会社スリーワイ電子(三重県多気郡大台町栃原1616 代表取締役 山真 幸介)から、同社敷地内における鉛及びその化合物による土壌汚染について、その対策が完了した旨の報告がありました。本件は、「三重県生活環境の保全に関する条例」に基づき、令和元年8月6日に土壌汚染発見の届出が行われたものです。
1 内容
同社から提出された土壌汚染対策完了に係る報告書の内容は次のとおりです。
(1)令和元年8月26日から8月31日にかけて、鉛及びその化合物が環境基準を超過した区画の汚染土壌(9.34m3)を掘削除去し、掘削除去部分を清浄土で埋め戻しました。
(2)掘削除去した土壌は、汚染土壌処理業許可業者へ搬出され、適正に処理されました。
対策工事の実施にあたり、汚染土壌の撤去の完了まで汚染箇所は立入禁止措置が講じられており、人の健康又は生活環境に係る被害は生じていません。
2 報告者連絡先
有限会社スリーワイ電子
代表取締役 山真 幸介
電話 0598-85-1381
【参考】
○鉛及びその化合物
古くから人類に利用されていた金属であり、現在でも鉛蓄電池やはんだ等に広く用いられています。鉛は地殻の表層部には重量比で0.0015%程度存在し、水や大気中から検出される鉛には、人為的な排出のほかに地質に起因するものが含まれます。
なお、鉛は人の臓器や組織に通常存在する物質ですが、高濃度の鉛の暴露では貧血や筋肉の虚弱などの中毒症状があらわれます。また、無機鉛化合物では発ガン性があるとされています。
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