平成29年8月4日(金)、津市大川学園学童トムソーヤで出前授業を行いました。対象は前半が1~3年生児童47名、後半が4~6年生児童31名、それぞれ1時間での実施でした。
前半の1~3年生対象の授業では貫頭衣デザインということで、遺跡から出土した土器や金属器に見られるようなものから、現代にも伝わっている様々な文様について紹介した上で、出土品を基に作成した様々な型紙を使って貫頭衣をデザインしてもらいました。型紙には銅鐸などに見られる人物や動物、たてものといったものもありましたが、子どもたちはそれらを並べてストーリーを作ったりしながら、思い思いの作品を仕上げていました。
後半4~6年生対象の授業では、津市が三重県内でも古墳が多くみられる地域であることから、古墳の発掘調査の様子を紹介しつつ、実際に古墳から出土したはにわ、はそうといった出土品の他、当センター製作の食事模型や銅鏡模造品(亀山市井田川茶臼山古墳出土品をもとに製作)なども見てもらいました。
歴史に興味を持っている子どもたちも多く、出土品の実物や、銅鏡模造品に興奮気味に触れてみたり、授業中にも活発に質問してくるなど、遺跡のみならず発掘調査についても知ってもらえるよい機会になったと思います。
事後のアンケートでは「むかしのふくってこんなだったんだ」「三重県の古墳についてもっと知りたい」といった声が聞かれました。
今後も遺跡、ひいては歴史について興味を持ってもらえるように取り組みます。
貫頭衣づくりの様子
世界に2つとない貫頭衣の完成