当日は30代~60代までの15名の方にご参加を頂きました。
講座の前半では、答志島の和具地区にある「おばたけ遺跡」を中心に、これまで行われた発掘調査や文字資料等によって判明した答志島の歴史について解説しました。講座の後半では、おばたけ遺跡から出土した縄文時代~奈良時代までの遺物(土器・石製品・鉄製品・貝殻など)を手にとって観察して頂き、それぞれについて詳しい説明を行いました。
参加者が15名であったこともあり、講師と参加者の距離が近く、対話形式で非常にアットホームかつ濃厚な内容の講座を行うことができました。
おばたけ遺跡から縄文時代後期(約4,000年前)の土器が出土していることや、奈良時代(約1,300年前)には、海産物を都に納めるための役所や倉庫などが建てられていたこと、字を書くための硯も見つかっていることなどを説明したところ、参加者からは、「答志島にそんな昔から役所があって、字を書ける人もいたとは驚いた。」「答志島がすごいところであることを知ることが出来てうれしい。」などの声が聞かれました。
講師あいさつ | 次第に熱を帯びる解説 |
おばたけ遺跡出土遺物の展示 | 奈良時代の土器(左)と硯(右) |
解説に熱心に耳を傾ける参加者の皆さん | アリーナに展示されていた遺物も解説しました |