平成28年4月10日(日曜日)、鈴鹿市考古博物館で出前講座を開催し、計37名の方に参加いただきました。この講座では、「西毛谷(にしもうたに)A遺跡の発掘調査~カマド塚発見について~」と題し、平成26・27年度に中勢道路建設事業に伴って実施した発掘調査の成果を紹介しました。スライドを使って説明した後、火にかけた古墳(カマド塚)の埋葬施設から出土した須恵器24点や、発掘調査の過程を記したパネルを見学していただきました。
熱心に聴講された参加者からは、「土器はどこの土を使っているか?また何を入れていたか?」「焼く行為から考えて、位の高い人が埋葬されたのか?」「遺体2体は同時に焼いたか?時期差はあったのか?」「土器といっしょに出てきた耳環(じかん)の材質は?」など、たくさんの質問が寄せられました。