全国的に新型コロナウイルスへの感染が拡大しており、本県からの通勤などの人の移動が多い愛知県においても、感染者数の増加に加え、感染経路が判明しない件数も増加し、本県での感染リスクも、これまでになく高まっています。また、隣接する岐阜県では新たなクラスターが発生しているほか、滋賀県、和歌山県でも感染が拡大しており、大阪府においても先般、特別措置法に基づく緊急事態宣言がなされるなど、周辺における状況が急変しています。
県内においては、感染経路が不明なものはないものの、特に最近は県外からの移動者に係る感染が継続しています。さらに、これまでは感染が確認されていなかった県南部地域においても感染者が確認されるなど、地域が拡大しています。
このように、愛知県や大阪府等への通勤などの人の移動や県内の発生状況を総合的に考えると、三重県における感染リスクはこれまでとは異なる状況にあります。
学校における教育活動については、児童生徒の安全を第一に考えながら、学びの継続との両立を慎重に検討し、対応してきましたが、今回のこれまでとは異なる次元の感染リスクの高まりを受け、全ての県立学校について、臨時休業とします。臨時休業中の対応については、下記のとおりです。
1 実施期間
4月15日(水)から5月6日(水)までとします。
4月13日以降に入学式・始業式を予定している35校をはじめ、各学校が新学期の開始時期であり、休業期日前には、臨時休業期間中の過ごし方や学習方法などを伝える必要があること、保護者が少しでも準備できる期間を設ける必要があることを考慮し、13日と14日は、通学時の混雑緩和を含め、感染対策を徹底して登校することとし、臨時休業の期間は4月15日から5月6日までとします。
※ 盲学校、聾学校、杉の子特別支援学校石薬師分校、特別支援学校北勢きらら学園は16日から休業、城山特別支援学校は17日から休業
2 入学式
4月13日以降に入学式を予定している学校については、感染防止対策を徹底したうえで、実施します。
3 部活動
休業期間中の部活動は休止とします。
4 休業中の児童生徒への対応
・3月の臨時休業の際に実施した児童生徒の健康管理(外出を控えること、咳エチケットや体温測定など)にかかる指導、居場所の確保(家庭の状況等により特別な対応が必要な生徒、特別な支援が必要な生徒、放課後児童クラブとの連携等)等を改めて実施します。
・ 学校や児童生徒の状況に応じて週1日程度の登校日を設け、学習指導を行うとともに、休業中の学習状況を確認します。
・ 新学期であり、新入生もいることから、児童生徒が不安やストレスを感じることが予想されるため、登校日等に生活状況や心理面の変化等の把握に努め、必要に応じて教育相談を行います。
【関連資料】
知事コメント
県立学校あて文書
市町等教育委員会あて文書