三重県教育委員会だより106
平成23年12月12日
今日的な教育課題や学校現場の情報を県民の皆さんにタイムリーにお知らせするため、「三重県教育委員会だより」を発信しています。
今回は、「平成23年度教育功労者表彰式」及び、「平成23年度三重の教育談義」を掲載しています。
平成23年度教育功労者表彰式
平成23年11月18日(金)、三重県総合文化センター大ホールにおいて、平成23年度教育功労者表彰式が行われました。この表彰は、県内の教育及び学術の発展並びに文化財の保護顕彰に功績顕著な方に対し、その労に報いるとともに、今後の教育、学術及び文化財保護の発展振興に資することを目的として、三重県教育委員会が表彰するものです。昭和34年度から昨年度までに598人の方と144の団体を表彰しています。
本年度は、一般教育功労として元熊野市教育委員会教育長の鈴木 昶三(すずき しょうぞう)さん、元三重県教育委員会委員長の中井 良宏(なかい よしひろ)さん、前鈴鹿市教育委員会教育長の水井 健次(みずい けんじ)さん、文化功労として桑名市文化財保護審議会委員の川添 護(かわぞえ まもる)さん、体育保健功労として学校歯科医の橋本 敏(はしもと さとし)さんの5名を表彰しました。
平成23年度「三重の教育談義」
平成23年11月18日(金)、三重県総合文化センター大ホールにおいて、平成23年度「三重の教育談義」が行われました。「三重の教育談義」は県教育委員会、市町等教育委員会、小中県立学校等の教育関係者が一堂に会し、子どもの目線に立った教育実践や学校づくりなど、教育のあり方を共に考えるために三重県市町教育委員会連絡協議会との共催で実施しています。
本年度は、三重県教育ビジョンの基本理念にも盛り込まれている「子どもたちを信頼する」、「子どもたちの目線に立つ」という基本姿勢と「県民総参加で教育に向き合う」という大方針の実現に向け、学校・家庭・地域・行政の協働と連携のあり方について考えるため、堀田力さんを講師にお迎えし、「子どもたちの輝く未来づくりに向けた総力の結集」というテーマで講演会を開催しました。当日はおよそ650人の教育関係者の参加を得ることができました。
堀田さんは、現在、財団法人さわやか福祉財団理事長として、「子どもと交わろうプロジェクト」等、様々な活動を行っておられます。当日は、「『生きる力』を育成するには、学校や地域社会の中で自助・共助の力を身に付けることが重要である」、「子どもたちの目線に立つには、周りの大人が子どもたちの自己肯定感を大事にすることである」など、示唆に富んだお話を伺うことができ、今後の私たちの教育のあり方を共に考えることができました。
参加者の感想
- すべての人々が幸せになれる社会をみんなで考えていくのだということが自分の中でもはっきりしてきました。
- 今日の日本の教育課題を分かりやすく話された。講師の子育てや各種審議会委員、海外での経験等の話題もあり、あっという間の講演でした。
- 日頃考えている内容を違った視点で講演していただいたので、大変勉強になった。日々の実践に役立てたい。
- これまでの子育て、しつけ等で、これで良かったと思うところもあれば反省させられる内容もあり、今後の参考になりました。親が変われば子どもも変わると思いました。
教育委員会事務局