三重県教育委員会だより93
平成22年10月8日
今日的な教育課題や学校現場の情報を県民の皆さんにタイムリーにお知らせするため、「三重県教育委員会だより」を発信しています。
今回は、「夏季休業中の教職員研修講座」、「日本スポーツマスターズ2010(にまるいちまる)三重大会を振り返って」を掲載しています。
夏季休業中の職員研修講座
研修分野(総合教育センター)では、教職員対象の研修講座を実施しています。教職員が経験、役割、課題、目標に合わせた研修を受講し、それぞれの資質向上に努めています。
今年度も、夏季休業中に、たくさんの講座が実施されました。その中から、いくつかの講座を紹介します。なお、研修講座は後期にも実施する予定です。
専門研修講座
算数授業スキルアップ研修【3日間】-授業力の向上をめざして-
津市教育委員会にご協力いただき、サンワーク津を会場に、3日間にわたって、経験豊かな講師陣の示範授業や講義・模擬授業の実践的な研修を行いました。のべ318名の受講者に大好評でした。
【お招きした講師陣】筑波大学附属小学校 盛山隆雄先生/津市教育委員会 谷口真美子指導主事/筑波大学附属学校教育局 坪田耕三教授
小・中学校体育-レクリエーション機能を活用した楽しい体育授業-
レクリエーションにある「コミュニケーション・ワーク」や「ホスピタリティ(思いやり・もてなし)」の機能を活用し、仲間との交流の中で、体を動かす楽しさや心地よさを味わう、楽しい体育授業の創出方法を研修しました。
環境教育2-川の水生生物調査体験-
授業等で活用できる・環境に関する体験活動についての講座を、三重県環境学習情報センターとの共催で実施しました。安楽川(鈴鹿川支流)での水生生物調査体験をとおして、環境教育の意義や実施上の留意点、生物の見分け方などを学びました。
特別支援教育コーディネーター研修-保幼小の連携・小中高の連携-
今年度は受講対象を保育園・幼稚園の教職員にも広げました。ネットDE研修を含む全4回の講座をのべ157名の教職員が受講しました。
第2回は「保幼小の連携」、第3回は「小中高の連携」をテーマに、それぞれの発達段階に応じた「支援のあり方」について研修を深めました。(第1、4回はネットDE研修)
情報教育研修講座
わかる授業・魅力ある授業を実現するために、一人ひとりの教員が、授業等でICT機器を効果的に活用して教科指導等ができる能力(ICT活用指導力)の向上をめざした研修講座を実施しています。また、急速な社会の情報化の進展に伴い、インターネットや携帯電話が普及する中で、児童・生徒が安全に安心して生活できるように、すべての講座で情報モラル教育の充実を図っています。
なお、今年新しく採用された教諭と在職期間が10年に達した教諭に対しては、全員を対象に情報教育の講座を実施しています。
情報教育に関する研修講座(7講座)
教員が、プレゼンテーション能力を磨いたり、写真やビデオのデジタルデータを加工し、学習教材として活用したりすることで、わかりやすく、魅力ある授業を実現できるように研修しました。
また、情報モラルに関する研修も実施しました。
教員ICT活用指導力向上講習会
すべての公立学校の情報担当者等を対象とした講習会を実施しました。具体的なICT活用事例や、ICTを活用して授業改善するための校内研修のすすめ方について研修を深めました。受講者は、校内研修等により自校教員のICT活用指導力の向上を図っています。
情報通信技術、コンピュータやインターネット等、情報をやりとりする技術
いつでも・どこでも・なんどでもインターネットで研修を!
ネットDE研修(インターネットを活用したeラーニング研修)
三重県教育委員会では、”ネットDE研修”と名付けた、インターネットを活用したeラーニング・システムで、県内の公立学校の教職員に研修の機会を提供しています。 このシステムを活用することで、全国的にも有名な講師陣による研修を、勤務校にいながら、インターネットに接続されたパソコンで「いつでも・どこでも・なんどでも」受講できます。 現在、教科指導や今日的な教育課題等に関する170を超える研修講座を公開し、教職員が主体的かつ計画的に自らの資質・能力の向上を図ることを目指しています。日本スポーツマスターズ2010三重大会を振り返って
過去最高の7,703人の選手が参加した日本スポーツマスターズ2010三重大会の開会式が、9月17日(金曜)四日市都ホテルで開催されました。開会式は、白子高校吹奏楽部の演奏で幕を開け、伊勢木遣り唄や過去10回の開催地の選手とシンボルメンバーによるキャンドルリレー、恵利原の早餅つき、四日市市出身の三味線バンドKUNI-KENバンドの演奏、三重グルメトリビアクイズ、三重ブランド抽選会と参加者の交流を図りながら、三重の魅力を発信しました。
けが人が少なかった背景には、三重大会独自の取り組みとして行ったメディカルサポートボランティアの存在が大きかったのではないかと思われます。
三重県スポーツリハビリテーション研究会の理学療法士を中心に、鈴鹿医療科学大学、ユマニテク医療専門学校の学生がサポートし、5会場6箇所で、ストレッチやテーピングによるケガの予防対策を実施したところ、3日間で延べ600人の選手たちが利用する大盛況ぶりでした。
サッカーワールドカップでも、帯同したドクター等によるコンディショニングが注目されましたが、今回の大会でも選手の体調管理やサポートの重要性を再認識することとなりました。
三重県選手団は、13の全ての競技に参加し、全国の強豪を相手に日頃の練習の成果を発揮しました。その結果、ゴルフ競技の女子団体で大会初優勝をかざるなど、各競技とも健闘しました。三重県選手の主な成績(3位以上)は、次のとおりです。
(敬称略)
優勝 | 準優勝 | 3位 |
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来年の日本スポーツマスターズは、石川県で開催されます。