三重県教育委員会だより92
平成22年9月22日
今日的な教育課題や学校現場の情報を県民の皆さんにタイムリーにお知らせするため、「三重県教育委員会だより」を発信しています。
今回は、「第34回全国高等学校総合文化祭宮崎大会参加報告」、「平成22年度学校非公式サイト対策推進事業 みんなで守ろう!ハートネットみえっ子育成事業の紹介」を掲載しています。
第34回全国高等学校総合文化祭宮崎県大会に参加しました
第34回全国高等学校総合文化祭が、8月1日から5日までの5日間宮崎県内で開催され、本県からも県立私立高校等合わせて36校から193名の生徒が15部門の大会に参加しました。昨年度の大会は本県にて開催したこともあり、総合開会式では、開催県である宮崎県に加え、前年度開催県の三重県及び次年度開催県の福島県が交流を行うステージがあり、本県の代表生徒が出演しました。
8月1日、宮崎市民文化ホールでの総合開会式の冒頭、昨年度開催県である三重県の代表生徒から宮崎県の生徒実行委員長に全国高文連旗の引継ぎが行われました。
生徒実行委員会企画交流で、三重県、宮崎県、福島県の代表生徒とマスコットキャラクターによる楽しいトークショーが行われました。「みえびぃ」ももちろん参加しています。
名張桔梗丘高校箏曲(そうきょく)部による演奏が披露され、多くの観客を魅了しました。
高校教育室
平成22年度学校非公式サイト対策推進事業
みんなで守ろう!ハートネットみえっ子育成事業
~学校・家庭・地域が協働して子どもたちを見守る体制づくりを!~
子どもたちにとって、携帯電話やインターネット等の情報通信機器が「欠かせない」「便利な」ものとなっている一方で、有害情報などによってトラブルに巻き込まれたり、ネット上の掲示板やメールを使って誹謗中傷を繰り返したりするなど、子どもたちが被害者や加害者になっている実態があることも事実です。こうした中、平成21年度には、三重県教育委員会において、子どもたちに関わるネット上の諸問題に対応するため、全公立中学校及び高等学校を対象に学校非公式サイトの検索を行いました。その結果、対象となった全ての学校で非公式サイトが見つかり、その総数が1万サイトを超えるなど、事業開始当初の予想を大きく上回る利用実態が明らかになりました。
本年度は、対象を全公立小学校、特別支援学校にも広げて、「学校非公式サイト対策推進事業」を実施し、子どもたちをネット被害から守る体制づくりを行います。
学校非公式サイト対策推進事業連絡協議会を開催しました
9月3日(金曜)に、学校非公式サイト対策推進事業連絡協議会を開催しました。県内の全中学校、県立学校及び市町等教育委員会担当者を対象に昨年度の取組の成果と課題について周知するとともに、本年度は、「ネットに依存する子どもたちへの指導のあり方」についても検討を進めることや対象を公立小学校と特別支援学校にも拡大して、検索・監視を行うことなどを具体的に説明しました。
保護者によるネット啓発チームを結成します!
三重県教育委員会では、子どもたちをネットの危険から守るために、保護者を中心とした「ネット啓発チーム」を結成しました。現在、ネット啓発リーダー10名の皆さんが4日間にわたる研修を受け、ケータイ利用問題について、より多くの保護者にその危険性を伝えていくための啓発講座に向けて準備をしているところです。ネット啓発講座については、開催を希望する学校やPTAを対象に、10月中旬から実施する予定です。「ネット啓発チーム」の活動を通じて、保護者にその危険性や家庭の役割を伝えることにより、より多くの目で子どもたちを見守る体制を築いていきたいと考えています。生徒指導・健康教育室