三重県教育委員会だより91
平成22年9月9日
今日的な教育課題や学校現場の情報を県民の皆さんにタイムリーにお知らせするため、「三重県教育委員会だより」を発信しています。
今回は、「三重県スポーツ栄誉大賞新人賞 受賞式」、「日本スポーツマスターズ2010(にまるいちまる) 三重大会開催のお知らせ」、「教職員等対象の児童生徒のアレルギー疾患対応講習会開催報告」を掲載しています。
三重県スポーツ栄誉大会新人賞授賞式
9月8日(水)16時15分から三重県教育委員会事務局において、県立いなべ総合学園2年生の高橋侑希(たかはしゆうき)さんが、三重県スポーツ栄誉大賞新人賞の表彰を受けました。この受賞は、8月にシンガポールで行われた第1回ユースオリンピックにおいて、レスリング男子フリースタイル54kg級の金メダルを獲得したことによるものです。
「三重県スポーツ栄誉賞新人賞」は、ユースオリンピック競技大会において優秀な成績を収め、スポーツの振興と活力ある県民の元気づくりに功績のあった者の栄誉を讃える知事表彰です。
教育長から「三重県スポーツ栄誉大賞新人賞」の賞状が手渡されるとともに、記念のトロフィー、パネルが贈られると、事務局内には大きな拍手が沸き起こりました。
教育長から「金メダル獲得おめでとうございます。獲得の陰には関係者の努力、家族の方の支えがあったことと思います。最後まで前へ前へ力一杯進んでいく姿に感動しました。県民に大きな勇気と夢を与えてくれました。子どもたちにも夢を与えてくれました。」と祝辞が伝えられると、高橋さんは「今回のユースオリンピックで優勝できたことを本当にうれしく思います。優勝ができたのは、皆さんの応援があったからだと思います。この優勝を、今後のレスリング生活に活かしていきたいと思います。」と朗らかに挨拶をしました。
報道関係者からの「今後の目標は?」とのインタビューには、「ロンドンオリンピックに出場し、金メダルを取ること。」と力強く答えていました。
日本スポーツマスターズ2010(にまるいちまる)三重大会が開催されます!
シニア世代のスポーツの祭典「日本スポーツマスターズ」が9月17日(金曜)から21日(火曜)まで(ゴルフ競技は、13日(月曜)から15日(水曜)まで)三重県内8市町の26会場で開催されます。10回目の節目の大会となる三重大会には、全国から選抜された選手7,700人(三重県選手は約600人)が参加し、13の競技で熱戦を繰り広げます。
日本スポーツマスターズには、かつてオリンピックや世界選手権で活躍したトップアスリートが「セカンド・ステージ」として参加する一方で、生涯スポーツとして日々の練習を重ねてきた選手たちが「自分たちの力を試す場」として参加してきます。
このような人たちが、日本一をかけて戦う舞台が「日本スポーツマスターズ」です。
いずれの会場も入場は無料ですので、皆さんも是非会場にお越しいただき、地元選手はもちろん、全国の選手にご声援をお願いします。
大会の様子をリポートして、実行委員会事務局に送っていただいた方には、もれなく大会オリジナルグッズをプレゼントします。様式や内容は問いませんので、皆さんが見て感じた日本スポーツマスターズの魅力をリポートして、どんどん応募してください。
注目の選手、競技
バレーボールには、元オリンピック選手や、日本リーグ・Vリーグで活躍した選手が多数出場します。例えば、バルセロナ、アトランタオリンピックにアメリカチームで参加したヨーコ・ゼッターランドさん(東京都)や松阪工業高校出身で、日本リーグ・Vリーグ(JT)で活躍、ロサンゼルスオリンピックにも出場した下村英士さん(広島県)などが出場します。
サッカーでは、元名古屋グランパスに所属していた江川重光さん(三重県)が参加します。
空手道には、世界空手道選手権大会での優勝メンバーも参加します。普段の大会では、なかなか試合をしている姿を見ることができない重鎮が選手として出場します。
日本スポーツマスターズ2010三重大会 大会日程と会場一覧(pdf:76kb)
児童生徒のアレルギー疾患対応講習会を開催しました
近年、学校生活を送るうえで特別な配慮を要する症状の重いアレルギー疾患を有する児童生徒が増加しています。このことから、各学校において適切な取組が推進されるよう、教職員が「児童生徒のアレルギー疾患対応の手引」に基づき、アレルギー疾患の特性について正しい知識をもつとともに、学校において留意すべき点を理解することを目的として、講習会を開催しました。
講習会は平成22年7月28日、29日、8月24日の3日間、教職員等を対象として、県内3会場で開催し、約1,200名の参加がありました。
「アレルギー疾患を有する児童・生徒の指導と対応」と題した講演会では、アレルギー専門医の講師から、アレルギー反応のしくみや「【三重県版】学校生活管理指導表(アレルギー疾患用)」の取り扱い方、アナフィラキシー症状への対応などが詳しく説明され、参加者は熱心に受講しました。
参加者からは、「アレルギー疾患について判断できる基準や細やかなポイントについて学ぶことができました。学校内での研修や保護者向けのたよりを作成する資料としても活用できると思います。」、「アドレナリン自己注射薬のことは、はじめて聞かせていただき大変参考になりました。アレルギー疾患調査票に関して、今後、使用について職員全体に周知していきたいと思います。」などの感想がありました。