三重県教育委員会だより88
平成22年7月16日
今日的な教育課題や学校現場の情報を県民の皆さんにタイムリーにお知らせするため、「三重県教育委員会だより」を発信しています。
今回は、「教育相談講演会のお知らせ」、「学校防災指導者研修会の報告」を掲載しています。
教育相談講演会のお知らせ
演題
「子どもたちへのまなざし」
対象
県内の保育園、幼稚園、小・中・県立学校教職員及びその他の教育関係者
趣旨
心理臨床的な視点に触れることによって教職員が、「こころ」の領域から子どもを理解し、日々の子どもとの関わりの中で的確な対応がとれるようになることをめざした「こころ」の専門家による講演会です。
<第1回教育相談講演会>(申し込み受け付け中)
- 日時:8月20日(金曜)13時30分~16時30分
- 場所:東員町総合文化センターひばりホール
- 講師:京都大学名誉教授(臨床心理士) 藤原 勝紀 先生
<第2回教育相談講演会>(申し込み受け付け中)
- 日時:9月25日(土曜)13時30分~16時30分
- 場所:県庁講堂
- 講師:北山精神分析室(精神科医) 北山 修 先生
<連絡先>
三重県教育委員会事務局研修分野(総合教育センター)
研修企画・支援室教育相談グループ
〒514-0007 三重県津市大谷町12番地
TEL :059-226-3728 FAX :059-226-3706
研修企画・支援班
学校防災指導者研修会を県内10会場で開催しました
三重県教育委員会では、近い将来発生が危惧されており、三重県に大きな被害をもたらす可能性が高い東海地震、東南海・南海地震や1959年に発生した伊勢湾台風のような風水害から児童生徒の安全・安心を確保するために防災教育に力を入れています。
今回、6月8日から7月1日にかけて、県内10会場で、小中学校及び県立学校などから管理職または防災担当者のべ673名の参加を得て、学校防災指導者研修会を開催しました。
- 「学校における防災の手引き(平成22年3月改訂)」の説明
- 学校が避難所になった際の状況(発災から12時間)のシミュレーション訓練
内容は、「学校における防災の考え方」、「防災教育の推進」、「災害発生時の対応」など、学校における防災について、わかりやすく解説してあります。
「学校における危機管理の手引き」及び「学校管理下における危機管理マニュアル」
2.の訓練では、静岡県が開発した「避難所HUG(ハグ)」を実施しました。 避難所HUGは、大地震で学校が避難所となったことを想定し、次々と学校に避難してくる人々の受け入れ、市町の災害対策本部からの指示、物資の受け入れなどの出来事(カードで提示される)への対応を、机上の図面へ書き込んだり、カードを配置しながら決定していく、シミュレーション訓練です。
参加者は、6人1組のグループに分かれ、避難所運営委員として、避難者一人ひとりが抱える状況(ケガ、病気、障がい)などに配慮しながら、学校の敷地や校舎をどのように使うか真剣に話し合って対応を進めました。
三重県内の方で「避難所HUG」に興味を持たれた方は、下記の連絡先にお問い合わせください。
学校関係者:三重県教育委員会事務局 教育総務室 情報・危機管理グループ
電話番号 059-224-3301
自主防災会等:三重県防災危機管理部 地震対策室 緊急支援グループ
電話番号 059-224-2185