平成14年度当初予算の概要について
1 一般会計と教育費
平成14年度の県一般会計当初予算総額は、7,631億5,288万8千円で、このうち教育費は、教育委員会所管の予算額が、1,849億8,152万6千円、生活部所管の私学関係予算が、73億611万6千円で、合計1,922億8,764万2千円となっています。県一般会計当初予算に占める教育費の割合は、25.2%で、前年度より0.5%の増となっています。
また、前年度当初予算との対比においては、県一般会計当初予算総額が1.1%の減に対し、教育費は1.1%の増となっています。
2 教育委員会関係予算
教育委員会所管の予算額は、1,849億8,152万6千円で前年度比1.0% (19億954万6千円)の増となっています。
内訳としては、人件費が1,672億9,867万円で全体の90.4%を占め、前年度比0.6%(9億8,321万6千円)の増となっています。これは、職員の新陳代謝によるものです。
投資的経費は、70億7,191万6千円で、前年度比51.3%(23億9,766万円)の増となっています。この主な理由は、13年度当初予算編成において、臨時経済対策事業債の対象となる学校建設費関係を12年度の2月補正予算で前倒しを行ったことによるものです。
また、その他経費(物件費、維持修繕費、扶助費、補助金等その他経費)は、106億1,094万円で、前年度比12.2%(14億7,133万円)の減となっています。これは、成果の確認と検証による結果を踏まえ、役割を終えた事業や効果の少ない事業を廃止し、教育委員会に配分された経費の中で「あれか・これか」の厳しい選択を行ったことによるものです。
3 主な事業
スクール・ルネッサンス支援事業 | 300,000 |
きめ細かくいきとどいた学校教育を支援する教員配置改善事業 | 567,211 |
総合型地域スポーツクラブ育成事業 | 138,089 |
基礎学力向上研究事業 | 26,911 |
三重県高等学校等進学支援事業 | 259,170 |
(千円) |
4.事業の見直し
成果の確認と検証による結果を踏まえ、役割を終えた事業や効果の少ない事業を廃止し、教育委員会に配分された経費の中で「あれか・これか」の厳しい選択を行いました。
- 美術館の増改築による休館に伴い、移動美術館などの美術教育活動を充実させる一方、美術資料の購入を一時休止しました。
- 地方分権の中で、県と市町村の役割分担の明確化、生活者に近いところでの行政の推進等の観点から、乳幼児教育センターを廃止することにより、県の役割である中核的研修を総合教育センターの事業として実施し、施設の管理運営費等の経費を削減しました。
廃止事業 | 24本 | △1,610,084千円 |
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休止事業 | 1本 | △ 57,931千円 |
リフォーム事業 | 36本 | △ 146,468千円 |