[高潮特別警戒水位の概要]
高潮による氾濫が発生する危険性を「高潮氾濫発生情報」として県民の皆様にお知らせする基準となる水位です。
[三重県における高潮特別警戒水位の設定]
想定し得る最大規模の高潮による浸水のシミュレーションをもとに、情報伝達等に必要な時間(リードタイム)を考慮して設定しました。
設定した高潮特別警戒水位は、以下のとおりです。
高潮特別警戒水位
水位周知海岸 | 基準水位観測所 | 高潮特別警戒水位 |
伊勢湾沿岸(三重県)区間-1 (木曽岬町、桑名市、朝日町、 川越町、四日市市、鈴鹿市) |
四日市港 |
T.P. +2.9m |
伊勢湾沿岸(三重県)区間-2 (津市、松阪市、明和町、 伊勢市、玉城町) |
津松阪港 |
T.P. +2.3m |
基準水位観測所の水位については、下記リンクからご確認いただけます。
防災みえ.jp
[高潮氾濫発生情報の運用]
基準水位観測所の水位が高潮特別警戒水位に到達したとき、県は高潮氾濫発生情報を発表します。
高潮氾濫発生情報は、「避難情報に関するガイドライン」(内閣府(防災担当))で定められた「警戒レベル5緊急安全確保」を市町が発令する判断材料となる情報です。
この情報は、危険を伴う水防活動に従事する方々等に対し、海岸や河川から離れたり、近隣の高い建物へ避難する等、直ちに身の安全を確保していただくために発表します。
「避難情報に関するガイドライン」(内閣府(防災担当))では、自治体や気象庁等から発表される防災情報を用いて住民がとるべき行動を直感的に理解しやすくなるよう、5段階の警戒レベルを明記して防災情報が提供されることとなっています。市町から「警戒レベル4避難指示」や「警戒レベル3高齢者等避難」が発令された際などは、早めに避難行動をとってください。
また、日ごろから、市町が作成した高潮ハザードマップや県が作成した高潮浸水想定区域図等を確認いただくなど、いざというときに備えてください。