支援物資:お祭り用法被 30着
[2019年3月1日報告]
活用状況報告
2017年7月より青年海外協力隊としてベトナムのハイフォン市で活動中の川上 真由子と申します。
三重県からベトナム・ハイフォン市の児童文化会館に送っていただいた、四日市市役所様寄贈の法被の活用状況についてご報告いたします。
支援物資要請の背景
ベトナム・ハイフォン市の児童文化会館にて、ソーラン節のステージ発表や、文化ブースでの衣装として使用するため、お祭り用法被の提供をお願いしました。支援物資の活用状況
ベトナム・ハイフォン市では、日本語教育が盛んに行われており、毎年日本に関するイベントやスピーチコンテストが行われています。私の配属先であるハイフォン市児童文化会館にも日本語クラブが存在し、小中学生が日本語や日本文化に親しもうと、放課後や土日に積極的に参加しています。[日本語クラブの様子]
三重県の子供達と七夕スカイプ交流
日本&ベトナムの書道体験
いただいた法被は、日本語クラブのソーラン節の発表に二度使用させていただきました。一度目はクラブのお正月交流会の際、そして二度目はハイフォン市内の日本語を学ぶ児童生徒を対象とした大きなイベント、越日文化交流祭りの際です。ハイフォン市児童文化会館で、日本に関する大きなイベントが開催されたのは、今年初めてでした。
日本から送られてきた法被を衣装として身につける事で、生徒たちのやる気もぐっと高まり、当日のパフォーマンスの成功につながったと思います。特に二度目のイベントでは、他グループのパフォーマンスに圧倒される中でも、揃いの法被のおかげで結束力を感じる事が出来た気がします。
[お正月交流会]
[越日文化交流祭り]
満員御礼の客席
ソーラン節 ステージの様子
また、ソーラン節の他、歌の発表や文化ブース活動の際にも、日本語クラブのメンバーが法被を身につけ、日本のお祭りの雰囲気を盛り上げる事ができました。
[歌の発表]
[文化ブースの様子 日本文化体験コーナー]
揃いの法被で
折り紙、けん玉
浴衣試着、茶道
ソーラン節は今後も機会があれば別のイベントなどで披露する予定で、その際にも法被の着用を考えています。日本語クラブの活動や交流イベントの際にも雰囲気づくりに使用させていただく予定です。
なお、現在ハイフォン市内に法被の貸し出し機関は無いため、他機関や各学校からの要望があれば外部への貸し出しが出来るシステムをつくることを、児童文化会館と相談中です。
今回の法被はハイフォン市と経済交流がある四日市市役所様よりご寄付いただきました。この機会に生徒たちにも四日市市や三重県について改めて紹介させていただきました。
ご寄付いただいた四日市市役所様、ご支援に関わっていただいた三重県のみなさまに心より感謝申し上げます。ハイフォン市と四日市市・三重県、そしてベトナムと日本の友好関係がより一層深まっていく事を願いながら、残りの活動期間も頑張りたいと思います。