支援物資:算数セット14個
- 三重県から -
堀川さんの支援物資活用状況報告をより理解していただくために、堀川さんから昨年いただいた活動報告からお読みいただくことをおすすめします。
みえ国際協力大使 堀川佳澄さんからの活動報告
[2017年8月26日報告]
堀川さんの支援物資活用状況報告をより理解していただくために、堀川さんから昨年いただいた活動報告からお読みいただくことをおすすめします。
みえ国際協力大使 堀川佳澄さんからの活動報告
[2017年8月26日報告]
1. 活動概要
私はベリーズの小学校に教員として派遣されました。普段は派遣されたグリシコミュニティ小学校で算数、図工、体育を現地の先生と共に教えています。今回は、算数セットの使い方のワークショップを派遣先の学校外で行いました。2. ワークショップについて
「みえ国際協力大使」の制度を利用して行った、支援物資要請の当初は、自分の派遣先の学校のみで算数セットの活用を試みていました。しかし、もっとたくさんの現地の先生に、視覚教材の大切さや、生徒がゲーム感覚でできる算数授業の方法を共有したいと考え、宮城県出身で自分と同じ小学校教育隊員と共同で、教員向けの算数の指導向上のためのワークショップを開催しました。三重県から寄付していただいた算数セットと宮城県から寄付していただいた算数セットの両方を使用させていただきました。3. 教員向け算数セットワークショップ
14校40人の小学校の先生方を対象に、算数セットの使い方や、算数セットを用いたゲームの実践と新しいゲームの作成について、ワークショップを開催しました。9月の新学期が始まる前のワークショップなので、新しいクラスで実践していただきたいです。詳しい内容は以下の通りです。① 算数セットの使い方、実践
算数セットの内容と使用方法を説明しました。先生方は興味津々に算数セットの中身を見ていました。おはじき、数字カード、ダイス、色板を使用したゲームに挑戦してもらいました。(写真1:1ペアに1つずつ算数セットを配りました。ブロックを取り出している最中です。)
(写真2:実際におはじきで数のゲームをしてもらいました。)
(写真3:色板で色々な形を作るゲームです。)
② オリジナルゲーム作成&共有
算数セットを使って、先生独自の算数ゲームを考えてもらい、共有していただきました。様々なアイデアがでてきました。③ 時計作り
最後に、自作できる算数教材として時計の作成に挑戦していただきました。生徒と一緒に作ってもらえたらいいなと思います。4. さいごに
三重県、宮城県から算数セットを寄付していただいた方々、サポートをしてくださった方々、すべての方に感謝しています。今回、各学校に1つと、低学年の担任の先生に算数セットを受け取ってもらい、新学期から使用してもらえるようにしました。どこの国に行っても、生徒を思う先生の気持ちは変わりません。そして、より授業をよくしたいという先生の熱意も本当に素晴らしいものでした。やる気のある先生方は「どこで買えるの?」「生徒全員に使わせてあげたい。」と興味津々でした。改めて、日本の算数セットのよさを知ることも出来ました。
各学校の先生方から御礼のお手紙もいただきましたので、そちらもご覧いただけたら幸いです。算数セットからヒントを得た先生方が、より生徒が楽しく学べる授業を展開してくれることを願います。協力してくださった皆様、本当にありがとうございました。