みえ国際協力大使伊藤大輔さんからの活動報告
赴任国:スリランカ職種:青少年活動2006年6月派遣
いよいよ2007年が始まりました。スリランカは旧正月を祝うので、この年末年始は普通の週末のように過ごしました。さて、スリランカに来て早六ヶ月が経ちました。すっかり生活には慣れました。まだまだ語学で苦労していますが、だんだんとコミュニケーションもできるようになりました。
さて、先月から私の町・ガルネーワで、障害をもった人を対象にした特別教室が始まりました。この教室ではもっと勉強したい人や既存の学校には通っていない人が毎朝やってきます。現在は平日の午前中だけの授業です。そこで文字を書く練習をしたり、本を読んだり、絵を書いたりします。生徒への指導は現地のボランティアの人がしています。既存の施設や学校とは違い、実際の運営はボランティアの人が中心になって行います。
(特別教室の開校式典役場や省のトップも出席)
(先生とぬり絵をしています。)
また、スリランカでは新学年が1月から始まります。12月中旬から月末まで学校は休みでした(日本の春休みのような感じです)。この時期には各学校や町単位でいろいろな発表会が行われます。私の町でも障害を持った人たちの発表会がありました。歌あり、踊りあり、劇もあり、すべてに力強さを感じました。とてもすばらしい発表会だったと思います。この日のために、劇は1ヶ月以上前から厳しい練習を積んできました。私も練習風景を何度か見に行きましたが、本番はその練習の成果が発揮できたようで本当に嬉しかったです。
一年後の次回の発表会もとても楽しみです。上記の特別教室でも発表ができるようにと今から考えています。
(劇の一コマ。ミュージカル風で歌もあります。)
この日は僕もシンハラ語の歌を披露しました。スリランカでは有名な歌でもあり、みんな喜んでくれました(?)。この日のためにシンハラ語の歌を何度も練習しました。日本の歌と違い、独特のテンポとリズムがあり、とても難しかったです。
新しい年が始まり、僕も気持ちを引き締めて活動に取り組んでいきたいと思います。各地区の青少年活動でその活動がちぐはぐな部分があるので、すべての地区で活発な活動を展開していきたいと思います。それでは、また次回まで。さようなら。
伊藤大輔
2007年1月