みえ国際協力大使石本康博さんからの活動報告
赴任国:セントルシア職種:小学校教諭2006年6月派遣
Mr.Yasu's NOVEL CHAUD No.2 平成19年1月12日 |
ラボンラネー!
(セントルシアの現地語で「明けましておめでとう」という意味)
改めまして「明けましておめでとうございます」セントルシアに来て、はや6ヶ月、とうとう正月を迎えてしまいました。任期はあと1年しかないと思うと、ボヤボヤしていられないなと思っています。それでも、焦らずやれることを一生懸命にやっていこうと思います。今年は月1ライムを目指して頑張りますので、本年もよろしくお願いいたします。
~セントルシアの行く年来る年~
今回はセントルシアでの年末年始の過ごし方を紹介します。日本ではクリスマスとお正月、どちらが大きなイヴェントでしょう?。セントルシアは断然クリスマスです。11月頃から電飾が少しずつ増え、12月には雰囲気もぐっと盛り上がります。
ところが、本番の24,25日には街は静まりかえり、店もほとんど閉まってしまいます。ここセントルシアでは宗教(キリスト教)の関係もあり、クリスマスは「祝う日」はなく『祈る日』なのです。夜になるとクリスマスコンサートなどが催されますが、日本のにぎわい方とは全く違う神聖な感じがしました。
一方、正月ですが、日本では年末から紅白を見ながら、年を越し、新年になったら、初詣といったところでしょう。セントルシアでは、正月もそこまで大々的には盛り上がらないようです。カウントダウン花火は上がりますが、ものの5分程度で終わります。信仰心の深い人は教会のミサ(お祈り)に向かい正月を迎えます。これが日本の初詣に当たると思います。華やかさはなく、静かに祈りをささげます。もっと信仰心の深い信者は昼間に断食を行うこともあるそうです。キリスト教にも断食があると聞いてとても驚きました。そして、三が日はまたまた街は静まりかえり、店もほとんど閉まります。
(写真上:電飾されたお店、写真中:クリスマスコンサート、写真下:ニューイヤーミサ)
ところで、私はどんな年末年始だったかというと、日本っぽいようで、ここでしかできないことをやりました。クリスマスは他の隊員とホームパーティーをして、正月には元旦登山に出かけました。初めての暑い年末年始を体験して、なんだか年越し気分にはなかなかなれませんした(^_^;)。
写真は登った山「ピトン」です。実はこの山、世界遺産に指定されているですよ。