三重県とブラジル・サンパウロ州との姉妹提携30周年記念
~ブラジル交流イベントの開催~(2003.11.23)
2003年は、三重県とブラジル・サンパウロ州との姉妹提携30周年にあたります。そして、これを記念して、平成15年11月23日(日)に、四日市市笹川東小学校と笹川東公園で、「ブラジル交流イベント」が開催されました。
当日は、とっても良いお天気に恵まれ、すがすがしい秋晴れの下、四日市市の笹川が、華やかなブラジル色に染まり、熱気に包まれました。
公園やグランドでは、サッカーやサンバ、カポエイラ、音楽や手品に太鼓、さまざまなブラジル料理や日本料理、福祉団体や個人の方が出すバザーが行われました。
また、小学校の体育館では、日本とブラジルのパネル・写真展示、着物とブラジル・ニュー・モードのファッションショー、豪華景品が当たったビンゴ大会が行われました。
このほか、ブラジルから来た方々の生活支援として、健康相談、生活相談、お役立ち生活情報の提供、地震・防災説明やゴミの分別説明、起震車に乗っての地震体験や消化器体験なども行われました。
このブラジル交流イベントには、ブラジル人、日本人を中心に、約2千人もの方が来場してくださり、みなさんが、ブラジルや日本を見て、聞いて、学んで、そして食べて、踊って、まるごとブラジルと日本を体験して、実に楽しい一日を過ごしていただきました。
ところで、このブラジル交流イベントは、ブラジルが大好きな県民のみなさんでつくる「ブラジル交流イベント実行委員会」と三重県が行ったアイデアと楽しさ満載の手づくりイベントでした。
そして、この実行委員会は、平成15年6月に第1回目の会議が開かれ、以来毎月1回、9月からは、これに加えて毎週水曜日にも会議を重ね、毎回白熱した議論を交わし、一歩一歩準備を進め、このイベントを作り上げてきました。
また特徴的なのは、日本人だけでなく、大勢のブラジルの方々も実行委員やスタッフとして、このイベントづくりや運営に携わってきたことだと思います。
ブラジル交流イベントは、こうした実行委員会の皆さんのひたむきな努力と、熱意とパワーが集大成されたもので、イベントを大成功に終えることができて、皆さん達成感と大きな喜びを感じています。
また、このイベントは、盛りだくさんの内容でいろんな催しを行いましたが、それぞれに出演、出展、出店くださった団体や個人の皆様、そして様々な形でご協力いただきました団体や個人の皆様、そして地元の笹川地区協議会の皆様、笹川東小学校の皆様には、ボランティアとして惜しみないご協力をいただきました。
さらに、当日は、高田高校の生徒さんをはじめ、実に100名以上の方が、ボランティア・スタッフとして、このイベントを運営していただきました。
こうした実に多くの皆様のおかげで、このブラジル交流イベントを行うことができました。この場をお借りして、皆様には深く感謝したいと思います。ありがとうございました。
最後に、三重県では、県民の皆さんとともに、県内に住む全ての方々が、個性と能力を発揮し、お互いが尊重し、協力しあって、生き生きと暮らせる多文化共生社会の実現を目指しています。今回、三重県とブラジル・サンパウロ州の姉妹提携30周年記念として行われたこのイベントが、多文化共生社会づくりを進めていく上での大きな契機になればと思っております。