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平成12年12月09日

認知症疾患センター・もの忘れ外来について

認知症疾患医療センターとは

 認知症疾患医療センターは、認知症の方とそのご家族が住み慣れた地域で安心して生活するための支援の一つとして、都道府県が指定する病院や診療所に設置されており、保健・医療・介護機関等と連携を図りながら、認知症疾患に関する鑑別診断、地域における医療機関等の紹介、周辺症状への対応等について相談などを行う専門機関です。
 当センターは、中勢・伊賀地域の認知症疾患医療センターとして、県の指定を受けています。

 認知症疾患医療センターについて、詳しくはこちらをご覧ください。

認知症について

 認知症は、脳の病気や障害など様々な原因により、認知機能(記憶、判断力等)が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態をいいます。
 認知症には、記憶障害、見当識障害、理解・判断力の低下、実行機能障害等がおこる「中核症状」と、本人の身体の状況や置かれている環境、人間関係など様々な要因が絡み合って起こる「行動・心理症状(BPSD:Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)」があります。
 認知症のように普段の生活に支障をきたすほどではありませんが、記憶などの能力が低下し、正常とも認知症ともいえない状態のことを「軽度認知機能障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)」と言います。
 ・仕事や家事など普段やってきたことでミスが増えた
 ・同じ話を一日に何度もする
 ・お金の勘定ができなくなった
 ・慣れた道で迷う
 ・気分の落ち込み、やる気がなくなる
 ・好きだったことに興味がなくなった
 ・以前に比べて怒りっぽくなった
 ・現実には見えないものが見える
 ・事実でないことを事実のように話す
 このようなことがあれば認知症のサインかもしれません。また、認知症ではなさそうだと思っても、以前よりもの忘れが増えている、もの忘れの程度がほかの同年齢の人に比べてやや強いと感じたら、念のために専門医を受診することが早期発見・早期対応につながります。  

もの忘れ外来について

 当院のもの忘れ外来では、専門医が認知症の初期診断・鑑別診断の検査(CT、認知機能検査等)や行動・心理症状(BPSD)に対する治療を行っています。認知症疾患における早期診断、早期治療に取り組み、ご本人やご家族の負担の軽減を目指し、様々な職種が協力しながら、治療、サポートをさせていただきます。気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。 

もの忘れ外来診察日

 火曜日・水曜日・金曜日
 外来診療は予約制です。
 初診外来予約専用電話:059-253-3120
 初診予約電話受付時間:9:00~13:00(平日 月~金曜日)

 ※初診の際には現在通院している病院がある方は紹介状、内服している薬の情報(お薬手帳等)をご持参ください。
 ※他院で頭部のCT、MRIなどを撮っている場合は検査結果もご持参ください。直近で検査をしている場合には、再検査の必要がない可能性があります。

本ページに関する問い合わせ先

三重県 こころの医療センター 地域生活支援部(地域支援室) 〒514-0818 
津市城山1丁目12-1
電話番号:059-235-2125 
ファクス番号:059-235-2135 
メールアドレス:kokorohp@pref.mie.lg.jp

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