ユース・メンタルサポートセンターMIE
ユース・メンタルサポートセンターMIEでは、若者の精神保健問題のさまざまな支援を行っています。
精神疾患は、将来をこれから設計していこうという大事な時期(高校生~20代前半)に発症しやすく、若者とそのご家族への影響が大きくあります。精神疾患になってから早期に適切なサポートがあれば、症状の重症化を避けることが期待できます。
こころの不調に気づいた時、早く対応することが大切であると知っていても、どこに相談すればよいか分からない、ご本人とどのように接してよいかわからないなど戸惑うことが多いのではないでしょうか。
YMSC-MIEの相談状況について
YMSC-MIEへは、ご本人・ご家族や関係機関等からご相談が寄せられます。
令和4年度は、190件の新規相談のうち、64%が、ご本人・ご家族からのご相談でした(図-1)。関係機関と連携を行っていることもあり、学校・教育機関及び医療機関からのご相談も7%程度ありました。
また、相談対象者の年齢は、中学、高校年代である15歳~17歳が多くなっていますが、若者を対象としていることもあり20代のご相談も多く寄せられています(図-2)。
ご相談の主訴は多岐に渡ります。精神病症状や抑うつ状態等、精神疾患につながるような相談もあれば、不登校・ひきこもり、腹痛や頭痛等の身体症状の訴えもあります。自傷行為や希死念慮に関するご相談も寄せられています(図-3)。
図-1
図-2
図-3
まずは、電話でご相談下さい。
なかなか本人から悩みを打ち明けにくいこころの病。そんな時、ご本人はもちろん、ご家族からのご相談もお受けしています。
こころの病気か一時的な悩みや不安かという判断は精神科のスタッフでも簡単に見極められるものではありません。精神的な問題や悩みがあり、受診した方がよいのか迷う時には相談員が一緒に考えて困りごとのご相談にのります。ご相談にはソーシャルワーカーが対応いたします。
相談の結果、必要に応じて受診の調整をします。また対応した相談員との継続相談やその他のよりふさわしいと思われる関係機関をご案内することもあります。
当院での受診後は担当医師の意向に沿って相談員が継続して関わり、ご本人やご家族の生活上のさまざまな困りごとや悩みのご相談にのることもできます。ご本人がどうなりたいかを中心にご家族の希望も聴きながら、必要時には治療方針により適切な職種が関わります。
ただし、すでに受診されている方については、治療方針に沿った対応が必要なため、当院受診中であれば担当医師にまずはご相談ください。
連絡は代表電話059-235-2125へおかけいただき、「ユース・メンタルサポートセンター」までお問い合わせください。病院用のメールでは相談を受け付けておりませんので、ご了承ください。
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