災害現場に派遣された方の惨事ストレス対策
惨事ストレスの基礎知識
1)誰もが影響を受ける可能性がある
2)惨事ストレスの影響は「異常な状況のもとでの正常な反応」である
3)多くは周囲のサポートや気分転換の方法を上手に使いながら回復する
惨事ストレスの典型的な反応
1)不眠、イライラ、過敏 (過覚醒)
2)被災地での状況や活動したことが現実のこととは思えない (解離)
3)活動中に目にした場面が急に脳裏によみがえる・悪夢を見る (再体験)
4)被災地を思い出させるものや人に近づかない・活動について語りたがらない (回避)
5)十分な活動が出来なかったことへの罪責感、怒り、無力感
【本人ができること】
1)休息 ⇒大切な人との時間を持ち、十分な休養を取る
2)気分転換 ⇒運動や趣味の時間を積極的に持つ
3)語る ⇒信頼できる人に体験を分かち合うことが役に立つ場合もある
⇒ 目指すは、快眠・快食・快便!
【職場ができること】
1)労い ⇒被災地に派遣された職員とその人の仕事をカバーしていた職員に対して
2)休息 ⇒身体と心を休める環境を
3)見守り ⇒休み明けの言動に注意を払い、普段の様子と大きな違いがないかを観察
4)日常を回復する ⇒いつも通りのあいさつ、さりげない声かけが安全な対応。
(日本トラウマティック・ストレス学会大震災支援情報サイトより抜粋)