27年5月普及現地情報
紀州農村青少年クラブ会員間の園地巡回
紀州農村青少年クラブでは平成26年度をもって、会長を含め3名が卒業したことにより、年度当初は2名で活動することとなりました。このままでは、活動すらままならないという事から、管内の若手柑橘生産者に対して青少年クラブへの勧誘を積極的に行いました。その結果、新たに3名が青少年クラブに加わり5名の会員とともに、青少年クラブの活動を継続させることができました。
会員全員が柑橘農家の担い手であるということから、活動目標を「会員間の交流と柑橘栽培技術の向上」とし、今年度の第1弾の活動として5月7日に園地巡回を行いました。普段あまり立ち入る事のない他の生産者の園地で、お互いにアドバイスをし合ったりして、摘蕾や剪定の方法、栽培している品種について情報交換をしていました。
今回の園地巡回での研修は全員から大好評でした。このような研鑚活動を柑橘の生育ステージごとに年間を通じて開催し、活動目標の達成を目指します。当青少年クラブから、本産地の核となり得る担い手が巣立つよう、普及センターは活動を支援していきます。
園地巡回の様子 剪定技術の実演
新・農業人フェアへの出展
6月6日(土)、大阪マーチャンズダイズマートにおいて、今年度の第1回目となる「新・農業人フェア」が開催され、「三重南紀元気なみかんの里創生プロジェクト協議会」として出展し、御浜町と普及センターの担当者で相談を受けました。
今回のフェアでは求人ブース35団体、就農支援・相談ブース75団体、生徒・研修生募集ブース18団体の計128団体のブースが出展され、大阪開催では過去最高となる829名が来場されました。
当ブースには8名が相談にみえました。このうち6名が産地での農業体験への参加を希望されています。今後、関係機関と打ち合わせを行い、まずは産地で農業体験をしていただきます。そして、次のステップである農家研修に結び付け、新規就農者となってくれるように支援していきます。
就農フェア会場の様子 当ブースへの就農相談