27年4月普及現地情報
みかんの花と甘夏みかん狩りツアーの開催
4月26日(日)、御浜町(御浜町みかん祭り実行委員会)主催の「みかんの花と甘夏みかん狩りツアー」が、御浜町中立の甘夏園で開催され、好天にも恵まれ約60名の参加者で賑わいました。
このツアーは「年中みかんのとれるまち」御浜町の特色を活かし、消費地住民を対象としたみかん(甘夏)狩りを行うことで、町の知名度の向上と地域特産品の有利販売に繋げることを目的に毎年行っています。
参加者は、木成り完熟の甘夏を収穫しては食べ、「採りたては瑞々しくて美味しい」、「今年の甘夏は一段と甘い」等の感想を言いながら、土産用のビニール袋に一杯詰め込んでいました。
また、子供達には甘夏ジュース搾り体験が好評で、一生懸命果実を剥いて、搾りたてのジュースを何杯も飲んでいました。
この取組は来年度も継続します。普及センターは消費者ニーズの把握、新たな販路の拡大のために、今後も支援を続けていきます。
収穫方法を熱心に聴く参加者 甘夏ジュース搾り体験
(農)飛雪の滝百姓塾と岡谷鋼機(株)による地域活性化
紀宝町浅里地区の「農事組合法人飛雪の滝百姓塾」と愛知県名古屋市に本社を置く「岡谷鋼機株式会社」が、協働で地域の活性化に取り組むことになりました。
両者は、平成23年の紀伊半島大水害の災害復旧支援をきっかけとして、災害復旧が一段落した今でも交流が続いています。今年度からこれまでの田植えや稲刈りなどの農作業支援に加えて農村活性化に向けた活動についても取り組んで行く事となり、「三重のふるさと応援カンパニー推進事業」を利用し、「農村活性化の取組に関する協定」を締結しました。
当日は、岡谷鋼機社員30名が浅里地区を訪れ、協定書の締結式後、早速(農)飛雪の滝百姓塾の手ほどきを受けながら、田植えと集落内にある竹林整備を行いました。特に竹林整備は地域の方から感謝され、「毎年、野生獣の隠れ家となっていたので、ずっと整備したかったが、私たちだけでは人手が足りず困っていたので有り難い。」と話されていました。
今後は、両者が協力して稲刈りや耕作放棄地の解消など農村の活性化に向けた活動に取組む予定となっており、普及センターとしても関係機関とともに活動を支援していきます。
集合写真 田植えの様子 竹林整備の様子