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平成26年10月03日

26年8月普及現地情報

  1. 「三重23号(結びの神)品質向上研修会」が開催されました。
  2. 都市住民との交流事業で遊休農地を解消~企業との稲刈り~
  3. カンキツ革新技術フォーラム「産地力強化に向けた技術の挑戦」が開催されました。

   「三重23号(結びの神)品質向上研修会」が開催されました。

 8月4日に熊野古道地域センター(御浜町上野)で、「三重23号(結びの神)品質向上研修会」が開催され、熊野地域を中心とする水稲生産者ら19名が、研修会に参加しました。
 研修会では、静岡市の安東米店店主で五ツ星お米マイスターでもある長坂 潔曉氏から、米穀店の店主として「今、魅力を感じる米」についてお話しがあり、「①有機栽培米や特別栽培米などの栽培にこだわった米 ②栽培地ならではの品種の米 ③玄米で食べることを前提とした米 ④生産者やグループの活動が明らかな米」これら4つの特徴について説明頂きました。
 特に、玄米で食べることを前提とし、「玄米品質の向上を意識することで、全体の品質向上につながる」、「商品としてのお米の良し悪しは80%が田んぼ」というお話には多くの生産者が聞き入っていました。
 長坂氏は消費者と直に接する中で近年、「もっちりとした甘みのある米」よりも「大粒であっさりしたお米」を求める消費者が増えているとの感触を持っており、そのなかで「結びの神」は最近の消費者が求めるニーズを満たす可能性があり、注目していると話されていました。
 参加した生産者からは、「価格競争では大産地に負けてしまうので、ここでしかない魅力を磨きたい」といった意見の他にも、多数の質問や意見が出され、有意義な研修となりました。
 普及センターは今後も、生産者に向けて米の市場動向等の情報発信を行うとともに、生産者に応じた米づくりについて支援していきます。

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研修会の様子              ほ場巡回の様子

 

   都市住民との交流事業で遊休農地を解消~企業との稲刈り~

 8月30日に紀宝町浅里地区の遊休農地で「企業との稲刈り」が行われました。
 紀宝町浅里地区では、平成25年12月に地域の担い手グループ「飛雪の滝百姓塾」が「浅里地区の農地を守る地域活性化プラン」を策定し、その中で農業体験を通した都市部住民との交流や、遊休農地の解消等に向け活動しています。
同地区は平成23年紀伊半島大水害の際に、県内外からのボランティアによる支援により復旧が進められました。概ね復旧した現在でも、災害復旧にあたった都市住民との交流が続いています。
 今回、稲刈りに参加した岡谷鋼機株式会社は、名古屋市に本社をおく社会貢献活動に熱心な企業で、両者はNPO法人被災者支援愛知県ボランティアセンターを通じて交流を深めており、昨年から「飛雪の滝百姓塾」が被災後遊休農地であった水田を復帰させ、そこで新入社員研修の一環で田植えや社員の福利厚生事業として稲刈りを行っています。
 当日は、岡谷鋼機(株)から採用2年目の職員を中心に19名の参加があり、「飛雪の滝百姓塾」の指導のもと、4月に岡谷鋼機(株)新入社員が手植えしたコシヒカリ10aを手刈りしました。
 「飛雪の滝百姓塾」は今後も岡谷鋼機(株)等の企業や都市住民との交流を進め、遊休農地解消や獣害防止柵の設置を協働で行うことで、地域活性化につなげて行きたいと考えています。普及センターも「飛雪の滝百姓塾」の活動の支援を行っていく予定です。

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手刈りの様子                      集合写真    

 

   カンキツ革新技術フォーラム「産地力強化に向けた技術の挑戦」が開催されました。

 紀州地域農業改良普及センターは、農研機構近畿中国四国農業研究センターを中心とした12関係機関で構成される革新的技術(カンキツ)コンソーシアムに参画しています。本コンソーシアムは、2年間で行われる「攻めの農林水産業の実現に向けた革新的技術緊急展開事業」において、儲かる農林水産業の実現に向けて、実用的な革新的技術を展開するために結成したコンソーシアムです。カンキツ経営の省力化・軽労化および安定生産を可能とする技術体系の確立を目指しています。
 このコンソーシアムにおいて、当普及センターと紀南果樹研究室では、マルドリ方式(注1)や情報通信技術による情報共有などの革新技術を活用した高品質カンキツ生産技術体系を確立するための実証研究を展開しています。普及センターは革新技術実証における指導機関として、実証農業者へのマルドリ方式における栽培技術支援等を行っています。
 事業の初年度にあたる今年、本コンソーシアムが主催する第1回革新技術フォーラムが、三重県熊野市で8月29日に開催され、全国から約130名が参加しました。カンキツ栽培に関する革新的な技術のパネル展示と研究成果講演の後、先進的実証事例を紹介する現地視察検討会が開かれ、各地の関係者やカンキツ生産者同士の活発な意見交換がなされました。
 当普及センターは、今後も高品質カンキツ生産技術体系の確立をめざし、支援活動を続けていきます。

注1:マルチシートと点滴灌水チューブを利用した栽培方式

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   講演の様子                      現地視察の様子

本ページに関する問い合わせ先

三重県 熊野農林事務所 〒519-4393 
熊野市井戸町371(熊野庁舎4階)
電話番号:0597-89-6121 
ファクス番号:0597-89-6138 
メールアドレス:knorin@pref.mie.lg.jp

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