熊野の写真
飛雪の滝は、高さ30m、幅12mの天から水が舞い降りるように流れ落ちる滝です。その昔、この滝を訪れた紀州藩主の徳川頼宣(南龍公)が美しさに心打たれ、「幾重なす山を巡りて川豊か物は皆装い凝らす秋の色滝つ背の一筋掛かる岩辺の風吹けば飛沫さながら雪の舞い」と漢詩を詠みました。そのことから「飛雪の滝」と呼ばれるようになりました。(紀宝町HP)
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高さ300m、幅500mにも及ぶ大岩壁で、三重県指定文化財です。
この岩壁は流紋岩でできており、岩肌が赤く見えるのは岩に含まれる鉄分が風化によって酸化したためです。「丹」という字は「赤い色」という意味があり、「倉」という字は断崖絶壁の山を表し、ここからこの名が付いたといわれています。
標高488mの頂上からの展望は素晴らしく、頂上の絶景ポインまで徒歩5分のところに駐車場があります。
【山頂からの景色】
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【雲間から見える大丹倉】
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【大丹倉の断崖】
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熊野市紀和町と紀宝町の行政界に位置し、三重県最南端にある一等三角点の山です。標高907.2mの頂上からの眺望は最高で、東には太平洋熊野灘、南西には熊野川流域景観計画区域である山並みを見渡すことができます。
標高だけをみると低い山のようですが、実際の山は険しく、毎年遭難される方がおります。(平成15年度から15人)
【山頂から熊野灘を望む】
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【山頂からのパノラマ】
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熊野市育生町にある丹倉(あかくら)神社です。神社と言っても社のない境内に御神体である巨岩が鎮座した原始的なものです。写真奥にある球形に近い巨岩が御神体です。
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熊野市甫母町にある甫母漁港から南に突き出した岬の先端に巨大な盾を海に並べて立てたような巨岩があります。 [動画]
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盾ヶ﨑の西側には、岩石でできた千畳敷がある。千畳敷の奥の一番高いところには真っ白な灯台が設置されています。
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熊野市紀和町にあるツエノ峰から見る雲海。晩秋から冬にかけて早朝に見られる景色。晴れていれば左に丸山千枚田、奥に熊野灘、右に一族山を望む景色が見られます。 [動画]
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熊野市紀和町にある木津呂集落は、大きく蛇行する北山川に周囲を囲まれた丸い地形の中にあります。写真は、和歌山県新宮市の飛び地にある嶋津集落から徒歩で1時間半ほどのところからの景色です。
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熊野市木本町にある華城山山頂から見た熊野市中心部の写真。
周りを山で囲われた井戸川河口域に広がる平地に商業地、住宅地等が広がっている様子がよくわかります。熊野市の中心部は、熊野灘と大蛇峰(687.1m)、天神丸山(784.2m)、丸尾山(851m)、長尾山(782.4m)等からなる大台山地に囲われた中にあり、その中を井戸川が流れる自然豊かな街です。
写真の左上は熊野灘(太平洋)、その左に熊野灘に向かって突き出している岩山が鬼が城、市街地の中心にある小さな山は要害山(57m)、その奥に海岸にまで伸びる山は竜宮山(117.2m)です。
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大馬神社は井戸川上流域にあり、坂上田村麻呂が多娥丸を成敗した後、その首を土中に埋めその上に祠を建てたと言われる神社です。
大馬神社の敷地内には狛犬はなく、七里御浜にある獅子巌と人面巌がそれぞれ阿形・吽形の狛犬と言われています。
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ここを追分として、左は浜街道を経て新宮、右は本宮道を経て本宮に至ります。
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毎年ゴールデンウィークに熊野市七里御浜海岸で200匹のこいのぼりを上げるイベントが行われます。七里御浜海岸で翻る鯉のぼりだけでなく、華城山山頂にも大きな鯉のぼりが泳いでいます。
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熊野市井戸町羽市木に熊野灘に向かって吠える獅子の形をした岩石が存在します。また、七里御浜の向こう側には坂上田村麻呂が多娥丸を成敗したとされる鬼が城と魔見ヶ島が見えます。