本県における課題に応じた自殺対策を総合的かつ計画的に推進することを目的に、「第4次三重県自殺対策行動計画」を策定しました。
1 基本理念
自殺は、その多くが追い込まれた末の死であることや自殺対策の本質が生きることの支援にあることを改めて確認し、「いのち支える自殺対策」の理念のもと、「誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現」をめざします。「生きることの阻害要因(自殺のリスク要因)」を減らし、「生きることの促進要因(自殺に対する保護要因)」を増やすことを通じて、社会全体の自殺リスクを低下させる方向で、自殺対策を総合的に推進します。
2 基本認識
(1)自殺はその多くが追い込まれた末の死である
(2)年間自殺者数は減少傾向にあるが、非常事態はいまだ続いている
(3)新型コロナウイルス感染症拡大の影響をふまえた対策の推進
(4)地域レベルの実践的な取組を、PDCAサイクルを通じて推進する
3 基本方針
本計画では、さまざまな分野の生きる支援との連携を強化し、生きることの包括的な支援として、以下の6つの方針をとおして自殺対策を推進します。
(1)対象を明確にした取組を実施します
(2)地域の実情に応じた自殺対策を推進します
(3)県民、職場、関係機関・民間団体、市町、県等の役割を明確化し、連携しながら取り組みます
(4)自殺対策を担う人材を育成します
(5)大規模災害や感染症により不安を抱えている人への支援対策を推進します
(6)相談窓口および自殺対策に関する情報を提供します
4 計画期間
令和5(2023)年度から令和9(2027)年度までの5年間
■第4次三重県自殺対策行動計画(全体版)
■第4次三重県自殺対策行動計画(概要版)