野菜の栄養、機能
野菜は「緑黄色野菜」と「その他の野菜」に分けられます。 |
●肥満予防
野菜の摂取量を増やすことで、満腹感が得られます。食事のはじめに食べると、
ごはんやおかずの食べ過ぎを防げます。
●動脈硬化やがん予防
野菜は、活性酸素を消去する「抗酸化ビタミン(ビタミンC)」や、活性酸素の消去に働く
「色素(β-カロテンなど)」を含み、動脈硬化やがんを予防します。色素は、トマトに含まれるリコピン、
ブロッコリーに含まれるルティン、ほうれん草に含まれるクロロフィルなど、緑黄色野菜に多く含まれます。
●高血糖や脂質異常予防
果物や海藻に多い「水溶性食物繊維」は、野菜にも含まれ、糖質や脂質の吸収をゆるやかにし、
血中の糖や脂質の上昇を抑えます。
●便秘予防、大腸がん予防
野菜は、水分を吸収して便を軟らかくし、便の量を増やし、その結果、排便がスムーズになる
「不溶性食物繊維」を含んでいます。不溶性食物繊維は、便秘の解消や大腸がんを予防します。
●高血圧予防
野菜は、体内の余分な塩分を排泄する働きをする「カリウム」を多く含み、高血圧を予防します。
野菜のカリウムは、加熱や茹でることで減ります。腎臓病や心臓病のある人は主治医にカリウムの
摂取について相談しましょう。
●骨粗しょう症の予防や歯の健康
野菜は、日本人が不足しやすい栄養素「カルシウム」を含み、骨粗しょう症予防や歯の健康に重要です。